2007年に公開されたコメディ映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』に出演してブレイクを果たした俳優のクリストファー・ミンツ=プラッセが、同作をきっかけに世間から知られるようになった当時のツラさを振り替えた。(フロントロウ編集部)

『スーパーバッド 童貞ウォーズ』でブレイクしたクリストファー・ミンツ=プラッセ

 7月16日に全国での公開が予定されているキャリー・マリガン主演の新作映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』。同作は、好感度が高かったり、無害そうだったりする俳優たちがレイプ犯役として起用されていることも注目を集めており、酔ったフリをしたキャリー演じる主人公のキャシーを家に連れ込む男の1人を、俳優のクリストファー・ミンツ=プラッセが演じている。

 映画界屈指の愛されコメディ俳優であるクリストファーといえば、映画『キック・アス』シリーズのヴィランである“マザー・ファッカー”ことレッド・ミスト役などが有名だけれど、彼がブレイクしたのは、17歳の時に出演した2007年公開の映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』がきっかけ。

 女性経験がない男子高校生たちのドタバタ劇を描いた、今なおカルト的な人気を誇る本作で、クリストファーは『マネーボール』のジョナ・ヒルや『JUNO/ジュノ』のマイケル・セラと並び、主役の3人のうちの1人を演じた。

クリストファーが『スーパーバッド 童貞ウォーズ』でのブレイクを振り返る

 無名だった高校生時代に『スーパーバッド 童貞ウォーズ』に出演したことで、一躍世間に名前が広まることとなったクリストファーだけれど、その反響の大きさに当時はかなりの苦労もあったよう。今回、クリストファーが米Page Sixとのインタビューのなかで、同作でブレイクを果たした当時を振り返った。

画像: クリストファーが『スーパーバッド 童貞ウォーズ』でのブレイクを振り返る

 「ものすごく大変だったよ。無名だったのに、映画が公開されて2日間で、瞬く間にあらゆる場所で気付かれるようになったんだからね」とクリストファーは米Page Sixに語り、「17歳だった自分は不安を抱えることになった。自分がどんな人間なのかを認識しようとしていたなかで、大勢の人たちからマクロヴィンとして認識されることになったんだからね。大変だったよ」と、まだアイデンティティも定まっていなかった10代の時期に、マクロヴィンこと“『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のフォーゲル”として人々から認識されたことに苦労を抱えることになったと明かした。

 「知名度ゼロから、100に高速で上り詰めたような感じで、僕はまだ高校も卒業していなかったからね。当時は若かったし、あの波に対応できるほど賢くもなかったけど、今振り返ってみると、とんでもないものだったよ」とクリストファーは続けて語り、同作でのブレイクを振り返った。

 同じインタビューのなかで、クリストファーは『プロミシング・ヤング・ウーマン』にも触れており、自分は「5分しか」出演していないものの、「この1年で最も挑戦的な作品の1つ」だとして、ぜひ観てほしいと勧めている。(フロントロウ編集部)

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