ニッキー・ミナージュが、今年2月にひき逃げによって帰らぬ人となった父親について初めて口を開き、追悼の意を表した。(フロントロウ編集部)

ひき逃げによって帰らぬ人となったニッキー・ミナージュの父

 現地時間2月12日、ニューヨーク州ロングアイランドでひき逃げ事件が発生。ラッパーのニッキー・ミナージュの父親であるロバート・マラージュ氏が道路を歩いていたところを車にはねられ、すぐに近くにある病院に搬送されたものの、事故翌日の2月13日に亡くなった。

画像: ひき逃げによって帰らぬ人となったニッキー・ミナージュの父

 ロバート氏の訃報は彼のきょうだいであるスージー氏によって伝えられ、その後、ニッキーの代理人も報道陣に対して訃報が事実であることを認めた。警察が犯人の行方を追っていたなか、現地時間2月17日、当時70歳のチャールズ・ポールヴィッチ容疑者が、自分がロバート・マラージュ氏をひき逃げしたとして警察に自首。事故現場から立ち去って証拠を改ざんした容疑で逮捕された。

ニッキー・ミナージュが父親を追悼

 父親が亡くなったことに関してこれまでコメントを発表していなかったニッキーだったけれど、SNSへの投稿で音楽シーンへのカムバックを予告していたニッキーは5月14日、2009年にリリースしたミックステープ『Beam Me Up Scotty(ビーム・ミー・アップ・スコッティ)』をストリーミングサービスで初めて解禁。ドレイクとリル・ウェインが参加した新曲「Seeing Green」なども併せて公開したニッキーは、リリースに際して自身のウェブサイトを更新して、ファンに充てたメッセージを掲載した。

画像: ニッキー・ミナージュが父親を追悼

 ニッキーはそのなかで、今年2月に亡くなった父親について初めてコメントを寄せ、次のように追悼のメッセージを綴っている。「父親の死についてはまだ話すことができません。私の人生のなかで、最も衝撃的な喪失だったと言えます。気がつくと、私はいつも父親に電話したいと思ってしまっています。父親が亡くなった今、なおさらそう思っているのです。人生とはおかしなものですよね。父の魂が、楽園で安らかに休まりますように。彼はとても愛された人であり、惜しまれることになるでしょう」。

 また、ニッキーはこのメッセージを投稿した翌日、父親の誕生日をインスタグラムで祝福して、「パパ、誕生日おめでとう。あなたのことが恋しい」というメッセージと共に、父親の写真を投稿した。

 ニッキーの父ロバートが亡くなったひき逃げ事故をめぐっては、ニッキーの母親であるキャロル・マラージュ氏が先月、チャールズ・ポールヴィッチ容疑者を相手取り、1億5,000万ドル(約165億円)の賠償金を求める訴えを起こしている。(フロントロウ編集部)

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