『ワイルド・スピード』のドミニク役のヴィン・ディーゼルとブライアン役のポール・ウォーカーは、第1作目の役作りとして、ある「違法」な場所に行っていたという。(フロントロウ編集部)

『ワイスピ』ヴィンとポールが足を運んだ場所

 記念すべき第1作目が公開されてから20年の時が過ぎた『ワイルド・スピード』。悲しいことに、1作目の主人公であるブライアンを演じたポール・ウォーカーは、2013年に交通事故で突然この世を去ったけれど、多くのファンの心の中に生き続けている。

 そんなポールと親しかったドミニク役のヴィン・ディーゼルは、1作目の名シーンのためにポールと“行った場所”の思い出が心に残っているという。

 そのシーンとは、ブライアンとドミニクが初めてゼロヨンで対決した時のこと。僅差で負けたブライアンが「もう少しで勝てた」と言い、ドミニクが「俺に勝てた? 車のコントロールもできずに?」と返す、ストリートの熱気が伝わってくるこのシーンだけれど、この撮影ためにヴィンとポールは、なんと本物の違法ストリートカーレースに行っていたそう!

画像: 2009年に撮影されたヴィンとポール。

2009年に撮影されたヴィンとポール。

『ワイスピ』に影響を与えたストリートレーサーたち

 ヴィンが米EWのインタビューで明かしたところによると、ニューヨーク育ちの彼はヘリコプターを見かける機会があまりなかった一方で、ロサンゼルス育ちのポールはストリートカーレースをヘリコプターが散らす様子に馴染みがあったという。

 そこで、ポールと一緒に本物のストリートカーレースに行ったヴィンは、ヘリコプターが来た時に「どっちへ走るんだ?」と聞いたというエピソードも。さらに、ブライアンがドミニクに「Get in」と言うシーンは、そこで出会ったストリートレーサーが「Get in, get in」と言っていたことに影響を受けているという。

 さらにヴィンは、あのシーンに隠されたこんな事実も明かした。

 「あのシーンで(周りにいた)みんなは本物の、違法な、ストリートレーサーだったんだよ。みんなは本物のエナジーを与えてくれて、ポールと俺はより簡単にシーンに入り込むことができた。俺たちはラッキーだった」

 なんと、あのエキストラたちもまた、ストリートから来た本物。『ワイルド・スピード』シリーズにおいて、1作目は根強い人気を誇るけれど、そこには“リアル”があるからなのかもしれない。

 ヴィンは、「あの思い出は一生自分の中にある」と語った。

画像: ⒸUNIVERSAL PICTURES

ⒸUNIVERSAL PICTURES

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.