髪のクセや広がりを抑え、ツヤのあるサラサラ髪に導いてくれると話題の「ケラチントリートメント」のメリットとデメリット、自宅で行なう際の注意点を専門家がアドバイス。(フロントロウ編集部)

髪の健康に欠かせない「ケラチン」

 近年、シャンプーやトリートメントなどの成分で「ケラチン配合」という表示をよく見かけるようになったけれど、そもそも“ケラチン”とはいったい何なのか? 英ヘアケアブランドKera Straightの創業者であるジェズ・バーネット氏によると、ケラチンとは、毛髪、皮膚、爪を構成する主要なタンパク質のこと。

画像1: 髪の健康に欠かせない「ケラチン」

 バーネット氏は「(ケラチンは)毛髪の91%を占め、16種類のアミノ酸から出来ている。なかでもシステインは最も重要なアミノ酸で、これらが結合して髪の内部を強化している」と英Glamourで説明。そのため、ケラチンは健康的でしなやかな髪を保つためには欠かせない成分なのだそう。

 しかし、加齢や遺伝、生活習慣の乱れ、ストレスなど何かしらの理由で「ケラチン」が不足してしまうと、髪の毛が乾燥しやすくなったり、ハリやコシがなくなったり、抜け毛が増えたりなどのトラブルが起こりやすくなるという。

 そこで誕生したのが、ケラチンの不足を補うヘアケア方法「ケラチントリートメント」。通常はヘアサロンなどで行なわれるトリートメント施術のひとつで、一定の熱を加えながら髪の表面をケラチンでコーティングすることで、指通りのよいサラサラな髪へと導いてくれる。

画像2: 髪の健康に欠かせない「ケラチン」

 でも、髪に熱を加えると逆に痛んでしまうのでは?と思う人もいるかもしれないけれど、これは熱によって膨潤するケラチンの性質を利用しており、適切に行なえば髪が痛む心配はないとのこと。また、ほかのトリートメント施術とは異なり、最長で6ヶ月間はサラサラ髪をキープすることができるため、頻繁にヘアサロンに行けない人にもオススメだと話している。

ケラチントリートメントを自宅で行なう際の注意点

 先ほども述べたとおり、一般的にケラチントリートメントは、ヘアサロンで行なうことが多いけれど、実はセルフでも簡単に行なうことができるそう。自宅用のケラチントリートメントの特徴としては、主にヘアサロンの施術よりも短時間で済ませることができるほか、ヘアサロンよりも安価なのでお財布にも優しくコスパが良い。

 また自宅用のケラチントリートメントは種類も豊富なため、ヘアサロンのように熱を加えるタイプもあれば、ヘアマスクのようにつけ置きするタイプもあり、自分のライフスタイルや髪質、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイント。

画像: ケラチントリートメントを自宅で行なう際の注意点

 しかし、自宅用のケラチントリートメントにもデメリットはあるそうで、セレブヘアスタイリストのアンドリュー・フィッツシモンズは「自宅用のケラチントリートメントは、髪の構成を変えるものではなく、髪の表面を軽くコーティングするだけなので、一般的に長くても1週間ぐらいしか持続しない」と米Womens Healthでコメント。また、“ホルムアルデヒド”を含むものは素人には扱いが難しいため、できれば選ばないほうがいいともアドバイスした。

 憧れのサラサラ髪を叶えてくれる「ケラチントリートメント」。市販でもさまざまなケラチントリートメントが発売されており自宅でも簡単にできる一方で、やり方を間違えると髪を痛めてしまう場合もあるため、上手にできるか不安な人はプロに任せたほうが無難かも。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.