ママになってもご意見番のアシュリー・グラハム
プラスサイズモデル界のパイオニアとして知られ、ファッション業界に新たな旋風を巻き起こしたことでも知られるアシュリー・グラハムは、2020年、10年来の夫で映画監督のジャスティン・アーヴィンとの間に第1子のアイザックが誕生。さらに、その17カ月後には、第2子の妊娠を発表した。
ママになる以前から、痩せていることが“絶対的正義”とされていたファッション界や世間の風潮に物申し、セルライトやストレッチマーク(肉割れ線)をあえてさらけ出すなどして女性たちに押し付けられる無理難題を指摘してきたアシュリーは、ママになってからもやっぱりご意見番として注目を浴びる存在。
SNSで見かけるキラキラしたママライフだけが真実ではないと、育児において直面するアップダウンや産後ボディのリアルを身をもって伝えてきた。
ママ友にアドバイスする時のルール
そんなアシュリーの周りでは、ここ1~2年の間にモデル仲間たちが続々と出産。それぞれ2021年3月に第1子を出産したエミリー・ラタコウスキーやカーリー・クロスともママ友で、おたがいの子どもたちをプレイデートさせる仲だそう。
ママ友たちやこれから親になろうとしている友人たちに育児に関するアドバイスを求められる機会も多いアシュリーだけれど、相手から聞かれた場合以外には、何か助言をする前に必ず「アドバイスしてほしい? 」と聞いてから話す、というのを自分なりのルールにしているそう。
その理由についてアシュリーは、米E!Newsにこんな風に語っている。
「妊娠した瞬間から、いろんな人が望みもしない助言をしてくるでしょう? まるで“アドバイス攻め”にされているみたいな気分になる。だから、妊娠中の友だちや子供を産んだばかりの友だちと話すときは、まずは、彼女たちが本当にアドバイスを必要としているかどうか確認するようにしてる」。
妊娠中や初めての子供を出産したばかりの頃は、いくら事前に育児に関するマニュアルや先輩ママたちの体験談を読み込んだとしても、とにかくわからないことだらけ。誰かに指南してほしいと思う一方で、「自分のやり方にいちいち口出しされたくない」、「余計なお世話」と感じてしまうこともある。
そんなママたちの複雑な気持ちをよく理解しているからこそ、アシュリーは、先にアドバイスの要or不要を確認してから自分の経験を話すようにしているそう。
実際に、アシュリーは、エミリーが親になったばかりの頃、「アドバイスは必要?」と聞いたそうで、エミリーは「うん、お願い! アドバイスがほしいから、あなたと話したかったの」と会話が広がったそう。
「アドバイス、要る?」と聞かれて、「要らない」と答えるのはなかなか難しい。でも、相手が自分の意見や助言を必要としているかどうか、一瞬立ち止まって考えてみることが、育児に関する内容だけに関わらず、一般的な日常会話のなかでも重要なのかもしれない。(フロントロウ編集部)