日焼け止め、十分な量使えている?
日焼け止めを塗るとき、日焼け止めの強さを表す「SPF値」や「PA値」と同じくらい大切だとされるのが、日焼け止めを「塗る量」。
というのも、日焼け止めは、肌に「適切な量」を塗ることで初めて効果が発揮されるから。そのため、日焼け止めを塗る量が少なすぎると、十分な紫外線防御効果を得ることができず、うっかり日焼けを引き起こしてしまうのだと専門家たちは言う。
実際に、米ドクターズコスメ「スキンシューティカルズ(SkinCeuticals)」のパートナー医師で皮膚科専門医のキム・ニコルズ医師によると、ほとんどの人が十分な量の日焼け止めを使用できていないのが現状だそうで、ニコルズ医師は「American Academy of Dermatologistsの調査によると、ほとんどの成人が日焼け止めを十分に塗布しておらず、大半の人は適量の25%から50%しか塗布していない」と米The Zoe Reportsで指摘。体全体をしっかり保護するには、だいたいショットグラス1杯分(約28g)の日焼け止めが必要だと明かした。
日焼け止めは“指2本分”が合言葉
とはいえ、どのくらいの日焼け止めを塗るのが適切なのか、いまいちよくわからないという人も多いのでは?
そんななか、米ソーシャルメディアプラットフォームMakeup For WOCの創設者でエステティシャンのティアラ・ウィリスが、顔と首全体を保護するのに必要な日焼け止めの量が一瞬でわかるテクニックをツイッターで公開し、1万以上のリツイートを獲得するなど大きな話題を呼んでいる。
そのテクニックというのは、人差し指と中指に日焼け止めをのせるというもの。これなら、手のひらに日焼け止めをのせる時よりも適正量がわかりやすく、だれでも簡単に実践しやすいという。
実際に、このテクニックは多くの人から好評を得ているそうで、ティアラは「日焼け止めを2本の指にのせるという方法をシェアして以来、多くの人から色素沈着、クマ、肌の凹凸、さらにはニキビも改善したという何百ものリプライをもらうようになった」と自身のツイッターでコメント。どんな肌色や肌タイプであっても、これくらいの日焼け止めは塗る必要があると主張した。
とくに紫外線量が増える夏の季節は、肌にまんべんなく日焼け止めを塗ることが美肌のカギ。今までなんとなく日焼け止めを使っていたという人はぜひ試してみて。(フロントロウ編集部)