エド・シーランが娘のシビアな反応を明かす
「Shape of You(シェイプ・オブ・ユー)」や「Perfect(パーフェクト)」などのヒット曲で知られ、これまでに4度のグラミー賞受賞歴がある人気シンガーソングライターのエド・シーランが、昨年、妻のチェリー・シーボーンとのあいだに誕生した娘のライラ・アンタークティカに自分の曲を聞かせると、喜ぶどころか泣き出すことを英BBC Radio 1のインタビューで明かした。
昔はよく鏡の前で、歌手として成功を収めた現在の自分の姿を想像しながら練習をしていたというエド。娘が生まれてからはその相手が鏡ではなく娘に変わったが、自分の曲を聞いた娘の反応は求めていたものとはちょっと違ったようだ。
「新曲ができたら、僕の一番のファンではない娘に歌ってあげようと思ってる。彼女は僕の曲を聞くと泣き出すんだけどね」
父としては、娘に自分の一番のファンであってほしいところだが、まだ1歳に満たないライラにはエドの曲の良さが理解しきれていないようで、残念ながら、自分の曲を聞かせると拒否反応を示すことを告白。
ただし、エドによると1曲だけライラが好きな曲があるという。その曲とは2017年にリリースされた大ヒット曲「Shape of You(シェイプ・オブ・ユー)」。ライラは同曲で使われているマリンバの音色を気に入っているそうで、「娘は『Shape of You』が大好きなんだ。とくにマリンバの音がね。でも、それ以外の大きな音とか激しい感じのは好きじゃないみたい」と語っている。
ちなみに、このインタビューでエドは先輩シンガーのエルトン・ジョンが、人生最後と公言するツアーが2023年に終わったら、ファンのお気に入りである「Crocodile Rock(クロコダイル・ロック)」を「もう歌わない」という考えにも言及。
自分の好き嫌いはともかくとして、これまで“ファンが聞きたがっているから”という理由で、同曲をコンサートで歌い続けてきたエルトンには共感する部分が多いと話すエドは、「お金を払ってコンサートに来てくれた人たちに対して、『悪いけど君が好きなこの曲はやらない』と言う権利は僕にはないと思ってる。チケットを買ってコンサートに来ているんだから、彼らは好きな曲を聞くべきだ」と自身の考えを述べている。(フロントロウ編集部)