美容ルーティンで環境のためにできること
サステナブルという言葉が頻繁に飛び交う今、ビューティ業界でもクリーンコスメをはじめとしたサステナブルなアイテムが増えていることから、できるだけ環境に配慮した消費や行動を心がけたいと思っている人も多いはず。そんな人にオススメなのが、メイクやスキンケア、バスタイムといった毎日の美容ルーティンをサステナブルなものにしていくこと。
![画像: 美容ルーティンで環境のためにできること](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2021/06/01/5348c5b27f85eea00b26c32e1f2ddc557ef9f21b_xlarge.jpg)
そのためのちょっとした心がけを、世界中で愛されるコスメブランド、LUSHの設立者の1人であるロウィーナ・バード氏が英Stylistで紹介。1995年の創業時から環境や動物に配慮した製品づくりにこだわるLUSHは、製品の100%がベジタリアン、約9割がヴィーガンというナチュラルコスメブランド。そんなLUSHで長年最前線で製品開発に携わってきたバード氏が、環境を傷つけない美容ルーティンのコツを明かした。
少しずつクリーンな製品にチェンジ
![画像: 少しずつクリーンな製品にチェンジ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2021/06/01/e4a836169a2f8ed003fc9895fa91c35ee613386a_xlarge.jpg)
たくさんのブランドからクリーンな美容製品が登場しているけれど、無理にすべてを同時に買い換える必要はないのだとか。まず重要なのは、今持っているものを最後まで大切に使うこと。
バード氏は、「自宅にある美容製品をしっかりと使い切ってから、少しずつサステナブルな代替品に交換していくといいよ」と説明。クリーンなアイテムを選択することだけでなく、無駄な廃棄をなくすことも大切。
使い終わった容器を再利用
![画像: 使い終わった容器を再利用](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2021/06/01/cae6fd23762730ac874742a167a31a374c09e9c6_xlarge.jpg)
詰め替えて容器を繰り返し使える美容製品も増えているものの、不要な容器が出てしまうこともあるはず。そんなときには、いらなくなった容器を再活用する方法を考えてみて。
バード氏は、「美容製品の容器は、植木鉢や花瓶、ペン立て、ギフト用の容器としても使えるよ。想像力を働かせれば、楽しい再利用方法が見つかるはず」と話した。また、世界全体でリサイクルされているプラスチックはわずか9%であるというデータに触れて、パッケージの回収などを行なっているブランドから購入することもオススメした。ちなみにLUSHでは、使用済み空容器の回収や、包装がいらない製品の開発にも取り組んでいる。
マルチタスクな製品を選ぶ
![画像: マルチタスクな製品を選ぶ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2021/06/01/2ef3d46a3c9e67c5118e51fb9007036ca08df77e_xlarge.jpg)
やみくもにたくさんの製品を買わないことも、サステナブルな心がけのひとつ。バード氏は、さまざまな用途で使えるマルチタスクコスメを使用するようアドバイスした。
ひとつのアイテムで複数の使い方ができるスキンケア製品やコスメを選べば、その分パッケージの量も少なくなって、省スペースにもなるという。マルチタスクな美容製品はここ最近とくに増えているので、時短だけでなく地球環境のためにも、ぜひチェックしてみて。
成分をしっかりチェックして購入
![画像: 成分をしっかりチェックして購入](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2021/06/01/8e67cf9e87e983d4b2f5918cfb91740bee39c18a_xlarge.jpg)
新しい製品をゲットするときには、容器などのゴミの問題だけでなく、どんな成分が入っているのかを確認することも大切なチェックポイント。
バード氏は、「購入したいアイテムがあったら、まず買う前に成分を調べてみてほしい」と話し、環境に害を与える可能性のある化学物質が入っているものは、できるだけ避けるべきだと説明。成分を見てもよく分からないときには、店舗で聞いてみるのもひとつの手だそう。
美容アイテムは日々消費するものだからこそ、サステナブルを心がけたいもの。すべてを同時にスタートできなくてもいいので、取り入れられそうなものからスタートしてみて。(フロントロウ編集部)