純白のブーメランパンツ1枚のジュード・ロウが胸に太陽をギラつかせながら砂浜を歩く姿がインターネットを騒然とさせてから約2年、ついにその時の映像が、Amazon Prime Videoで配信中&スターチャンネルで放送中のドラマ『ニュー・ポープ 悩める新教皇』で拝める!

ジュード・ロウの白海パン姿にネットが戦々恐々

 2019年春にインターネットを“壊した”写真があった。それが、ジュード・ロウが白いブーメランパンツのみという姿で砂浜を歩く写真。ロマンスグレーの髪をピチッと七三にまとめて、降り注ぐ太陽をたくましい腕と腹筋でキラキラと跳ね返すジュード。そして時折、眉をくいっと上げてまわりを見渡す表情は、口角は少しあがっているが、眼光は誘うようにギラついていてワイルド…。

画像1: ジュード・ロウの白海パン姿にネットが戦々恐々
画像2: ジュード・ロウの白海パン姿にネットが戦々恐々

 この“白パン悩殺ジュード”がヴェニス・ビーチでパパラッチされると、ネット上は大騒ぎに。「jude law speedo(ジュード・ロウ ブリーフ型水着)」というフレーズのグーグル検索率が急上昇し、ツイッターもこの話題で大フィーバー。欧米メディアも「ビーチでのジュード・ロウの神聖な写真に拍手を送りましょう(米Vanity Fair)」、「ジュード・ロウは、中年男性でもインターネットを破壊できることを証明した(英Guardian)」などと大盛り上がりした。

画像1: 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

 

 ジュード・ロウがプライベートでこのような姿をしていると想像するのも楽しいかもしれないが、ジュードが白パン姿になったのは、カトリック教会のリーダーであるローマ教皇を演じるドラマ『ニュー・ポープ 悩める新教皇』の撮影のため。

画像2: 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

 

 教皇なのになぜ白パン? と驚く人もいるかもしれないが、本作でジュードが演じる主人公のピウス13世(本名はレニー・ベラルド)は、朝からチェリーコーラを飲み、ポップ文化にも精通している、型破りな法王。一方で、気に入らない聖職者には地球儀を指させて左遷先を決める、といったことを平気でする暴君で、古風なカトリック教徒でさえ“それはさすがに時代にそぐわない”と唖然とするような厳格なルールを教会に取り入れようとする異端児。そんな“めちゃくちゃ”なピウス13世だからこそ、法王カラーである白のブーメランパンツ姿も全然あり得る姿なのだ。

『ポープ』シリーズの見どころとは?

バチカンの権力ゲームの裏を描く

 カトリック教会という閉ざされた空間で起きる権力争いがテーマの本シリーズ。1作目『ヤング・ポープ 美しき異端児』では、史上最年少かつアメリカ人として初めてレニー・ベラルドが法王ピウス13世として即位したことで、ピウス13世とバチカンの最高顧問である枢機卿たちの間でバチバチの政治ゲームがはじまる。そして2作目『ニュー・ポープ 悩める新教皇』では、1作目の最後で起きた“あの一件”がきっかけで新教皇が誕生することとなり、パワーバランスがシフトしていく。

画像: Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で全話配信中

Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で全話配信中

 
画像: Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」5/27(木)より 毎週木曜1話ずつ更新

Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」5/27(木)より 毎週木曜1話ずつ更新

 

大人向けブラックコメディに絶賛の嵐

 ジャンルは“ドラマ”に分類されながらも、ブラックコメディの要素が絶賛されている本シリーズ。独特のテンポであちこちに差し込まれる、皮肉の効いたユーモアにハマる視聴者たち。ツイッターでも、「宗教をテーマにした頭の良いコメディ」「最高なダークコメディ作品」などと高評価されている。ちなみに本作は、ヌードあり、エロスありと、100%大人向け。最高に宗教っぽくない宗教作品、それが本シリーズなのだ。

画像3: 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

 

ビジュアルと音楽が最高すぎる

 “カトリック教会らしさ”をエンターテイメントに昇華させている点も、本シリーズの見どころ。まず目に入るのが、カトリック教会の白赤黒金という色彩を取り入れた美しい衣装。さらに音楽でも、EDMやロック、ポップといったバチカンに不向きな音楽が流れたかと思ったらヒム(聖歌)とミックスされと、とにかくお見事。宗教らしくシンボリズムも随所に散りばめられているので、そういったことに詳しい人にもたまらないはず。

画像1: 『ヤング・ポープ 美しき異端児』より

『ヤング・ポープ 美しき異端児』より

 

美男子ジュード・ロウ祭り

 素晴らしい演者が勢揃いしている本シリーズ。ただそんな中でも、ピウス13世ことレニー・ベラルドを演じるジュード・ロウの輝きは比類ない。監督のパオロ・ソレンティーノもジュードの美の貴重さがわかっているようで、1作目・2作目ともにジュードの美貌が拝めるシーンがしっかり用意されている。“ジュードがこんなシーンもOKしたの!?”とびっくりするような過激なシーンもあるので、ぜひ心待ちにして。

画像2: 『ヤング・ポープ 美しき異端児』より

『ヤング・ポープ 美しき異端児』より

 

※ここから先には1作目『ヤング・ポープ 美しき異端児』のラストのネタバレが含まれます。

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』では物語はどう展開していく?

 2作目『ニュー・ポープ 悩める新教皇』では、前作のラストで心臓発作を起こして倒れたピウス13世(レニー)は昏睡状態のまま。今やカリスマ的存在となったピウス13世に心酔した信者たちが回復を祈り続けるなか、枢機卿たちはレニーが偶像化されることを危険視して、新法皇の即位をもくろむ。

画像4: 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

 

 そこで登場するのが、ジョン・マルコビッチ演じるジョン・ブラノックス。彼はカリスマ的な異端児であるレニーとは対照的な、哲学的な中道派。キッパリと宣言するタイプであるレニーとは違い、静かに詩的な言い回しをする。そしてレニーはアメリカ人だが、ジョンはイギリス人。ダークなアイラインを引き、自身のルーツである英国貴族らしいファッションを好むジョンはあらゆる点でレニーとは対照的。しかし同時に、つらい過去や秘密を抱えて生きる、レニーに負けないくらい難解な人物でもある。

画像5: 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

 

 ジョンという新たな個性派キャラクターに惹き込まれるであろう『ニュー・ポープ 悩める新教皇』では、枢機卿や修道女、ピウス13世の信者、テロ組織と、多様なキャラクターたちの物語が交差してストーリーは深みを増している。ただ、ピウス13世は不在とは言っても存在感はビリビリと感じる描き方になっているので、ピウスファンは心配しないで。

画像6: 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』より

 

 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』は、日本ではAmazon Prime Videoスターチャンネルで見ることができる。

『ニュー・ポープ 悩める新教皇』(全9話)
【配信】 Amazon Prime Video 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-
字幕版・吹替版 配信中 ※毎週木曜日新エピソード更新
【放送】 BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】毎週月曜よる11:00 ほか 放送中
【STAR3 吹替版】毎週水曜よる10:00 ほか 放送中

『ヤング・ポープ 美しき異端児』(全10話)
【配信】 Amazon Prime Video 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて、全話配信中
【放送】 BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】毎週月曜よる11:00 ほか放送中

Photos: 『ニュー・ポープ 悩める新教皇』© Wildside / Sky Italia / Haut et Court TV / Mediaproducción 2019., 『ヤング・ポープ 美しき異端児』© Wildside / Sky Italia / Haut et Court TV / Home Box Office, Inc. / Mediapro 2017. © Gianni Fiorito, ニュースコム

(フロントロウ編集部)

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