『ワイルド・スピード』因縁の2人
『ワイルド・スピード』シリーズの人気キャラクターであり、命を落としたと思われていたハンが、生きていた。
8月6日に全国公開予定の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では、ハンや、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』のショーン・ボズウェル、アール、トゥインキーがふたたび画面に姿を現すことが発表されており、ファンの胸を高鳴らせている。
『TOKYO DRIFT』では事故死だと思われたハンだったけれど、その後、デッカード・ショウが犯人だったことが明らかに。デッカードを演じるジェイソン・ステイサムは、2013年公開の6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』よりシリーズ入りしたが、『ジェットブレイク』の撮影時期が、彼が主人公となったスピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の撮影と被ったために、本作には出演していない。
つまり、今回は因縁の2人の対面はなし。しかしジェイソンはハンの復活について、「もし彼に果たすべき恨みがあるのなら、それは俺に対してだろう」とコメントしており、シリーズの最終章となる10作目と11作目の出演に前向きな姿勢を見せている。
サン・カンとジェイソン・ステイサム、15年前の会話
そして縁があるのはハンとデッカードだけでなく、演じたサン・カンとジェイソンにもあった。米EWのインタビューで、サンが明かしたある出来事が、ファンにとって胸アツ!
「ステイサムはクレイジーストーリーなんだよ。何年も前に『ローグ アサシン』という映画に出て、ジェイソン・ステイサムが主演だった。僕はすごく小さな役で、悪役はジェット・リーだった。何人かのヒーローと働く機会を得たよ。
そして撮影を終えた時、ジェイソンと僕は一緒に空港にいたことを覚えてる。なぜか、僕たちは同じ飛行機に乗ることになっていたんだ。彼に『次は何をするんだ?』と聞かれたから、『「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」という映画にキャスティングされたんだ』と答えた。すると彼は、『あぁ。それは参加するのに良いやつだな』と言ったから、僕は『そうなの!?』って感じだったね。
その数年後、僕はジェイソンとそれについて話してた。『考えてみろよ。僕たちはこれについて話してたよな。そしてまわりまわって、僕たちは一緒に共演して、君こそが僕を殺す奴だ!これって最高だよ』」
2007年に公開された『ローグ アサシン』で、ジェイソンと共演していたサン。しかもその撮影は『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の撮影の直前で、その後サンはワイスピファミリーになり、そして何年も経った頃、今度は自分の命を狙う男としてジェイソンがやってきた…。
なんとも運命的な縁があることが発覚したサンとジェイソン。こんなエピソードが明かされたともなれば、次の作品で2人にはぜひ共演してほしいもの。しかしまずは、ハンがカムバックした『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の公開が待たれる。
(フロントロウ編集部)