MCUでロキ役を務めるトム・ヒドルストンが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の冒頭でロキが思っていたであろうことを明かした。(フロントロウ編集部)

※この記事には、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれます。

『マイティ・ソー』のロキが主役のマーベルドラマ『ロキ』

 ロキはMCUの『マイティ・ソー』シリーズに登場するヴィラン。「裏切り王子」という異名を持つが、その憎めない性格から多くのファンに愛されており、ロキを主人公にしたドラマ『ロキ』もディズニープラスで6月9日に配信が始まった。

画像: 『マイティ・ソー』のロキが主役のマーベルドラマ『ロキ』

 そんなロキは、2019年に公開されたMCU映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の冒頭で、無惨にも死の運命を辿ったことでも知られる。その驚きの展開に、世界中の観客が驚かされ、ショックを受けた。

 このたび、ロキを演じるトム・ヒドルストンが「死の直前」にロキが何を考えていたのか、その心中を明かした。

「死の直前」にロキが考えていたこと

 米Comic Bookのインタビューに応えたトムは、「あのシーンはソーにとってもロキにとっても圧倒的な恐怖だったと思います」とコメント。続けて、「ロキはソーが窮地に立たされているのを何度も見てきましたが、ソーならきっと切り抜けられると信じてきました。しかしあの瞬間、彼は自分が何もしなければ兄がサノスの手で死んでしまうことを悟ったのです。彼が最初に話し始めたとき、私は彼が時間稼ぎをしているだけだと思いました。『地球に行くなら、ガイドが必要だろう?私はその分野では経験豊富だぞ』と。彼はサノスを足止めする方法を考えて、即興でそう言ったんだ」と語った。

画像1: 「死の直前」にロキが考えていたこと

 その後ロキはサノスに近寄り、手に隠し持っていたナイフでサノスを殺そうとしたが、あえなく失敗。トムはその時の心境について、「チャンスは一度きりで、うまくいかないかもしれないが、少なくとも兄を救ったことになるし、自分は活躍して死ぬんだ、と悟ったんだと思います」と説明した。

 「私はいつもそれがとても感動的だと思っています。彼は自分が何をしようとしているのか分かっています。ロキを擁護するならば、『なぜナイフにしたんだ』という意見もあると思いますが、彼は頭を狙っています」

 トムはまた、「私がいつも感動しているのは、彼(ロキ)は名乗るときに、「私はロキ、アスガルドの王子、いたずらの神、オーディーンの息子…」と言って、自分を“オーディーンの息子”と呼ぶことです。これまでの映画は、特にロキの視点から見ると、「誰が自分をオーディーンの息子と呼ぶのか」ということがテーマになっていました。しかしそのシーンでは、彼が自分をそのように呼び、ソーを見つめたという事実は、とても感動的でした」とも語った。

画像2: 「死の直前」にロキが考えていたこと

 そして、「だからそう、その瞬間、ロキは心の中で『くそ、うまくいかなかった』と思ったのではないでしょうか。しかしロキは、アベンジャーズへの警告のために(その場に共にいた)ハルクが地球に到着する時間を作り、ソーを生き延びさせました。ハルクとソーはともにサノスとの戦いで重要な役割を果たし、『インフィニティ・ウォー』ではサノスが望みを叶えたものの、『エンドゲーム』ではヒーローたちが彼を倒しました」と締めくくった。

 ロキが主人公のマーベルドラマ『ロキ』は6月9日(水)より、Disney+(ディズニープラス)で配信が始まった。(フロントロウ編集部)

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