映画『テッド』の前日譚を描くテレビシリーズが制作へ
見た目はキュートなテディベアのぬいぐるみ、でも中身はスケベで下品な毒舌中年オヤジ。2013年に公開された第1作目が大ヒットを記録し、2015年に公開された続編も世界中を爆笑の渦に巻き込んだR指定のファンタジーコメディ映画『テッド』がテレビシリーズとなってカムバックする!
米NBCユニバーサル傘下のストリーミングサービスPeacockが、映画『テッド』の前日譚となる10話から成る実写テレビシリーズの制作にGOサインを出したと米Deadlineが報じている。
制作を手がけるのは、映画『テッド』と『テッド2』で監督・脚本・製作を手がけ、英語版ではテッドの声も担当したコメディアン兼俳優のセス・マクファーレン。テレビ版への声の出演に関しても現在交渉中だという。
映画版でテッドの親友ジョンを演じたマーク・ウォールバーグやジョンの恋人ロリーを演じたミラ・クニス、続編でテッドを担当する見習い弁護士のサマンサを演じたアマンダ・サイフリッドらオリジナルキャストたちがカムバックするかどうかは、現時点では明らかになっていない。
『テッド』と『テッド2』のあらすじをおさらい
映画『テッド』は命が宿った毒舌テディベアと中年男性が織りなすドタバタコメディー。
少年時代、友だちがおらず、いつも1人ぼっちだったジョンは、クリスマスに両親から贈られたテディベアのぬいぐるみに“テッド”と名づけ、命が宿るようお願い。するとその願いが叶い、人間のように喋るようになったテッドと、以来、親友として生活を共にしてきた。
三十路半ばになっても相変わらずテッドとつるんでいたジョン。見た目は昔と変わらないテッドも中身はすっかり下品な不良中年に成長するなか、ジョンは4年間交際している恋人のロリーに究極の選択を迫られることに。
続編の『テッド2』では、ある人間の女性と結婚したテッドが子どもが欲しいと言い出したものの、 法的には人間ではなく“ぬいぐるみ”のテッドは子どもを持つことができない。それでもどうしても父親になりたいテッドは、弁護士であるサマンサを雇い、“人間”だと認めてもらうために裁判に挑むというストーリーが描かれた。
映画第1作目はR指定のコメディ映画としては歴代No.1の大ヒットを記録。2作目と併せて7.5億ドル(約820億円)の世界興行収入を稼ぎ出した。
日本語版では芸人の有吉弘行がテッドの声の吹き替えを担当した(※)ことでも話題に。映画版では、下ネタやブラックジョークを得意とする”世界一ダメ”なやさぐれテディベアとして人気を博したテッドが、前日譚となる物語ではどんな破天荒ぶりを見せてくれるのか。日本上陸にも期待したい。
※PG12指定の劇場公開版では声優の遠藤純一が吹き替えを担当
(フロントロウ編集部)