ユアン・マクレガー、ヨーダと共演した際の思い出
『スター・ウォーズ』新3部作でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーが、ヨーダと共演した際のエピソードを米CBSのインタビューで明かした。
ユアンは、「自分がヨーダと一緒に演技をしていることが信じられませんでした。数人がかりで彼を操作していました。スタッフは上げられたステージの床の下にいて、私たちは文字通り隣り合って歩いていて、ヨーダは生きていました」と、当時の撮影風景について振り返り、続けて、「ジョージ(・ルーカス監督)が『カット』と言うたびに、みんな操作をやめるからヨーダは死んでしまうんです。シーンの終わりが来るたびに動揺させられました」と語った。
さっきまで生き生きと動いていた人形が突然動かなくなった様子を、そう冗談まじりに振り返ったユアン。それにしても、ユアンが“死んでしまう”と表現するほどガラリと変わるとは、それだけスタッフの操作テクニックが上手だったということ。
彼はまた、「2作目、3作目ではデジタル版のヨーダに変更されましたが、1作目ほど愛着を感じることはありませんでした。私たちはヨーダをオリジナル3部作の人形の姿で知っています。それがいきなりコンピューターで作られたものになると、もうヨーダとは思えなくなってしまったんですよ。(『マンダロリアン』では、)実際の人形を使うようになったのは興味深いですね」と、ディズニープラスで配信中の『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』と比較して語った。『マンダロリアン』では、ヨーダと同じ種族のキャラクター「ザ・チャイルド」が、人形を使って撮影されている。
ユアンは現在、オビ=ワンを主人公とし、映画『スター・ウォーズ/シスの復讐』から10年後を描くスピンオフドラマ、『オビ=ワン・ケノービ』の撮影に取り掛かっている。同作には、アナキン・スカイウォーカーを演じたヘイデン・クリステンセンも出演することが決定しており、高い注目を集めている。(フロントロウ編集部)