『The O.C.』マリッサを演じたことで葛藤を抱えたとミーシャ・バートン
2000年代に一世を風靡した人気ドラマ『The O.C.』にて、2003年から2006年までメインキャラクターの1人であるマリッサ役を演じた俳優のミーシャ・バートン。『The O.C.』といえば、カリフォルニア州オレンジ・カウンティに暮らすリッチなティーンたちの青春を描き、未成年の飲酒やドラッグといった社会問題も扱って人気を集めたドラマだが、ミーシャは当時、本来の自分とはかけ離れたマリッサというキャラクターを演じることにプレッシャーを感じていたという。
今回、ミーシャは英Harper's Bazaarにこれまでのキャリアのなかで経験してきたトラウマなどの体験を赤裸々に綴った長文のエッセイを寄せており、そのなかで『The O.C.』についても触れて、17歳でマリッサに抜擢された当時について「私は奔放で自信に満ちたキャラクターを演じながらも、当時はまだヴァージンでした」と打ち明けている。
「番組に登場したキッズたちはリッチで、特権を持つアメリカのティーンエイジャーの典型で、お酒を飲んだり、ドラッグを使用したり、それからもちろん、セックスをしたりしていました」と、『The O.C.』に登場したキャラクターたちについて述べた上で、自分自身はそういうティーンエイジャーの1人ではなかったとミーシャ。
そんななかで、性に開放的なマリッサというキャラクターを演じることになったことで、自分もそうならなければというプレッシャーに悩まされるようになったといい、「私にのしかかり、みんなが触れないようにしている、処女であるということをどうにかしなければと感じていました。少し急いで大人になれなければこのキャラクターは演じられないのではと、私は不安を感じていたのです」と告白した。
「実を言うと、30代の男性たちに迫られた後で、私はその行為をしました」とミーシャは続けて打ち明けている。「自分でそれを許してしまったことに、私は少し罪悪感を感じています。私はセックスをしなければというプレッシャーに迫られていました。彼からのプレッシャーだけではなく、社会全体からもです」と綴り、早く初体験を済まさなければというプレッシャーを社会全体からかけられていたように感じていたと明かした。(フロントロウ編集部)