俳優のヴィン・ディーゼルが、映画『ワイルド・スピード』シリーズの共演者で2013年に不慮の事故で亡くなった俳優のポール・ウォーカーから「父親になること」を教わったと明かした。(フロントロウ編集部)

ヴィン・ディーゼルは父親業をポール・ウォーカーから学んだ

 シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の日本公開を8月に控える俳優のヴィン・ディーゼルが、2013年、シリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影が終了する前に、不慮の事故によりこの世を去った俳優のポール・ウォーカーから「父親になること」を教わったと米Accessのインタビューで明かした。

 ヴィンに待望の第1子ハニア・ライリーが生まれた時、ポールにはすでに娘のメドゥ・ウォーカーがいた。撮影現場では兄貴分としてみんなを引っ張っていたヴィンだが、父親業に関してはポールのほうが先輩であったことから、アドバイスを求めることも多かったという。

 「俺は撮影現場では兄貴分で、いつも誰かを守ったり、誰かのために車を走らせたりしてた。撮影現場ではお手本的な存在だったかもしれないけど、(当時はまだ)俺には子供がいなくて、パブロ(​※ヴィンがプライベートで呼んでいたポールのあだ名)にはいた。だから、俺が初めて父親になった時は彼に頼った。彼は俺の支えだった。皮肉なことに『ワイルド・スピード MEGA MAX』やシリーズを通して描かれた俺たちの姿や、父親としての役割について議論するシーンは現実とは真逆だったけど」

画像: ヴィン・ディーゼルは父親業をポール・ウォーカーから学んだ

 続けて、ポールにちなんで名付けた第3子の「ポーリン(Pauline)」が誕生した時のことを振り返って、「知ってるかもしれないけど、分娩室で生まれてくる末っ子の名前を考えていた時の話になると、いまだに俺の母親は『パブロはあなたとあの部屋に一緒にいた』って言うんだ。そして、それが彼女をポーリンと名付けた理由でもある」と語った。

 ちなみに、ポールがいかに娘のメドゥを愛していたかについて、ポールの弟コディ・ウォーカーは「彼は父親でいることが大好きだった。そして娘のことを誇りに思っていた。彼がメドゥを愛していた以上に子供のことを愛している父親はいないと思う」と、ポールの死後、米Peopleのインタビューで述べている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.