コロナ禍も営業を続けたコストコ
大きな店舗に食料品から家電、宝石類、さらにはガソリンや車までを取りそろえる会員制ウェアハウス・クラブのコストコは、新型コロナウイルスのパンデミックのなかでも営業を続け、人々の生活を支えた。
コロナ禍での営業では様々な対策が取られ、マスクの着用や入場規制、試食やフードコートの一時中止などが実施された。
しかし現在、アメリカではワクチン接種が進み、アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、6月に入ってワクチン接種は3億回を超え、6月16日までに18歳以上の64.6%に当たる約1億6600万人が少なくとも1回のワクチン接種を終えた。
コストコで各種サービスが続々と復活
ワクチン接種が進んだことで、感染者数と死者数が大幅な減少を見せており、各地の様々な商業施設が営業を再開。そこで、コストコの店内にも、あれが戻ってきた。
それは、フードコート!
「これはあり得ないくらい私を幸せにしてくれてる」
そんなコメントともに1人のユーザーが米Redditに投稿した写真では、れっきとしたコストコのフードコートが見える。
コストコのCFOであるリチャード・ガランティ氏は、4月上旬にフードコートの復活に前向きな態度を見せており、5月の終わりに、6月にフードコートを再開させる予定だと発表していた。とはいえ、まだ以前の通りの状態ではなく、キャパシティは以前の半分、テーブルとテーブルの間にはスペースを保ち、1つのテーブルに4人までという制限つき。
テキサス州に住む別のユーザーが投稿した写真では、コストコの利用客がルールを守ってフードコートを楽しんでいる様子がうかがえる。
ちなみに、5月には試食サービスが復活。小分けにしたサンプルを袋に入れて持ち帰る方法が取られ、なんだかリッチな試食に。しかし最近では、インターネット上に、以前のように蓋のないミニカップに入れられた試食があったという報告もあがっており、日々、以前の日常に向かっているよう。
(フロントロウ編集部)