アイルランドが生んだモンスターバンドであるU2のジ・エッジが、難民が着用していた救命胴衣をギターストラップへと生まれ変わらせた。(フロントロウ編集部)

ジ・エッジがギターストラップで難民支援

 2,500万枚以上売り上げたロック史に残る歴史的なアルバム『ヨシュア・トゥリー』をはじめ、数々のヒット作を生み出し、ロックバンドとしては最多となる、22回ものグラミー賞受賞を成し遂げているU2

画像: ジ・エッジがギターストラップで難民支援

 そんなU2の音楽を支えるギタリストのジ・エッジが、新しいギターストラップをプロデュースすることが決定した。

 ギタリストにとって欠かせないギターストラップ。これまでチャリティに積極的に参加してきたジ・エッジらしく、今回プロデュースするのは普通のギターストラップではなく、難民が地中海を横断する際に着用したライフジャケットを再利用したオレンジ色の帯がついたものに。

 難民女性が人生をやり直せるようにスキルトレーニングや雇用、人道的支援を提供する社会的企業「Love Welcomes」とタッグを組んで制作されたこのギターストラップは、「Love Welcomes」の支援を受けている難民の女性たちが手縫いで仕上げたもので、その売り上げは難民コミュニティに還元される。

 ジ・エッジは今回のコラボについて「僕たちは皆、より良い未来への希望に固執している。『Love Welcomes』は、想像を絶するトラウマや人生を変えるような出来事など、最悪の状況を経験した女性やその家族のために活動している。このギターストラップで、『Love Welcomes』が難民の雇用を創出するのを支援したいと思うけど、同時に、ミュージシャンが強制移住の犠牲者に連帯感を示す機会を提供したいとも思っている。さあ、ミュージシャンのみんな、僕のギターストラップを買って!」と声明を出している。

 ジ・エッジと「Love Welcomes」がコラボしたギターストラップは受注生産となっており、オフィシャルサイトで予約の受付が開始されている。(フロントロウ編集部)

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