9作目を迎える『ワイルド・スピード』シリーズ
映画『ワイルド・スピード』は、2001年から続く大人気作品で、2021年8月6日には最新作でシリーズ9作目の映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が日本公開される。
そんな本作に主人公ブライアン役として出演したポール・ウォーカーは2013年、シリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影終了直前に不慮の事故で他界。共演者やスタッフ、そして世界中のファンを驚かせ、悲しませた。
その後しばらくの休止期間を経て続行された『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影では、まだ終わっていなかったポールの登場シーンを、ポールの弟の代理やCGを使って制作。エンディングは、ポール演じるブライアンとヴィン・ディーゼル演じるドムが“別の道へ進む”というものになった。
ポール・ウォーカー亡き『ワイルド・スピード』
本シリーズでローマン役を務めるタイリース・ギブソンは、米EWのインタビューでポールについての思いを告白。
『ワイルド・スピード SKY MISSION』での出来事は信じられないほど大変な経験だったというタイリースは、「ポール・ウォーカーの早すぎる死の前には楽しかったことや魔法のような出来事があったのに、彼を失ったトラウマがそのすべてを凌駕してしまった」と、告白。
続けて、「『ワイルド・スピード SKY MISSION』が公開されてからは、見るのが辛くなってしまった。だから、この作品は2度と観られない」と語った。
タイリースは2003年に公開された2作目の『ワイルドスピードX2』からブライアンの旧友、ローマン役としてシリーズに参加した。ローマンはファミリーの中でもムードメーカーのような存在で、ブライアンとは非常に仲が良かった。(フロントロウ編集部)