6月は環境月間。環境問題への意識を高めるファッションブランドがこぞって起用しているサステナブル素材の「ECONYL(エコニール)」を紹介。(フロントロウ編集部)

サステナブル素材の需要が急増

 ここ数年、地球のことを考えサステナブル思考に移行しているファッション界。ニールセンの世論調査によると、ミレニアル世代の73%が、持続可能な商品に対してより多くのお金を払うことをいとわないと答えたという。そんな時代の流れにあわせてハイエンドのブランドの意識も変わり、環境問題に配慮し、アップサイクルされたプラスチックを使用したりフェイクファーなどを使用したりするブランドが続出している。

画像: サステナブル素材の需要が急増

 そのなかでも、世界的人気ブランドがこぞって取り入れているサステナブル素材の「ECONYL(エコニール)」ってご存知?プラダ(Prada)やバーバリー(Burberry)などが取り入れるECONYLを紹介。

ECONYLとは?

 イタリアのプラスチックメーカーAquafil社は、合成繊維による環境危機にヒントを得て、試行錯誤しながら生態系に悪影響を与えない素材を開発。それこそが、ECONYL。

 一般的にナイロンは石油が原料で自然に分解されないため、環境によくないとされていたが、ECONYLは漁網や生地の端材、工業用ナイロンなど廃棄物を原料とする再生ナイロン。10,000トンのECONYLの原料ごとに70,000バレルの原油が節約され、65,100トンのCO2の排出が回避される。さらに、ECONYLは品質を下げることなく再利用できるため半永久的に使用できるという利点もある。

 また、耐久性も優れているため重宝され、今では衣類はもちろん、家庭用品やスポーツ用品にも取り入れられている。とくにハイエンドのファッションブランドは、一般的なナイロンからECONYLに移行しているブランドが多く、2020年のアカデミー賞では、俳優のティモシー・シャラメがプラダのECONYL素材の衣装を着用して話題になった。

画像: ECONYLとは?

 プラダのほかにも、バーバリーやグッチ(Gucci)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)といった有名ブランドがECONYLを使用し、環境に優しいアイテムを生み出している。

 従来のナイロンと比べ、生成過程では地球温暖化の影響を最大で90%削減しているECONYL。今後ファッション界でもますます大きな議題になる環境問題。エコに徹するECONYLを使用するブランドがさらに増えることが期待されている。(フロントロウ編集部)

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