ヴァネッサ・ハジェンズ、スキンケアブランドを始動
ディズニー・チャンネルのテレビ映画『ハイスクール・ミュージカル』でおなじみの人気俳優ヴァネッサ・ハジェンズが、親友のひとりである人気シンガーのマディソン・ビアーと共同で新スキンケアブランド「ノウ・ビューティー(Know Beauty)」をローンチ。
ハーバード大学医学大学院のコスメティック&レーザー部門研究員で皮膚科専門医のカレン・カガ医師を同ブランドの最高医療責任者に迎え、肌状態を遺伝子レベルで解析し、より自分の肌タイプに“パーソナライズ化”された最適なスキンケア製品を発売する。
DNAから最適なスキンケア製品を提案
同ブランドを担当するカガ医師は「私は毎日、現在と将来の肌のために何ができるのか知りたがっている人たちをよく見かけます。そこで登場するのがDNAです」と米Harpers Bazaarでコメント。
続けて、カガ医師は「まず46本の染色体を分析し、皮膚を7つのカテゴリーに分けます。その結果、皮膚のどの部分がより発達しやすいのか、そして、将来的に焦点を当てるべき部分に関する情報を得られるのです」と説明。どのスキンケア製品を使えば、いまの肌を最適な状態に導けるのかを提案していくという。
はじめに、購入者はKnow Beautyのサイトから家庭用検査キット「Skin DNA Kit(98ドル)」を申し込み、綿棒で頬の内側を擦って口腔内細胞(DNAサンプル)を採取し送り返し、さらにライフスタイルや肌の健康に影響を与えるその他の要因を考慮した「肌診断テスト」(所要時間:1分)を受ける。
そして、この2つの診断結果をもとに、Know Beautyのスキンケア製品の中から、自分の肌状態に適した成分を含むアイテムを見つけることができる仕組みとなっている。ちなみに、Know Beautyのスキンケア製品には、クレンジング剤、保湿剤、美容液、アイクリーム、フェイスパックなどを取り揃えており、便利でお得な定期購入サービスも展開するという。
長年肌トラブルに悩まされたヴァネッサとマディソン
今から7~8年前に、ヴァネッサの妹であるステラ・ハジェンズを通じて出会ったヴァネッサとマディソン。当時はそこまで親密ではなかったそうだけれど、その後スキンケアへの苦労を通じて意気投合。現在は、共同でスキンケアブランドを立ち上げるほど仲を深めていったという。
今回、共同でスキンケアブランドを立ち上げたきっかけについては、マディソンはニキビや吹き出物に、ヴァネッサはエイジングサインなど、それぞれ違った肌トラブルに長年悩んできたことからヒントを得たそう。
ヴァネッサは「私たちは2人とも(スキンケアに)たくさんのお金を使ってきました。でも、スキンケア製品のなかには、私たちが望むものとは正反対の結果をもたらす製品も多く、そのたびに不満を感じてきました」と米Allureで告白。
そこでヴァネッサたちは、それぞれが持つ肌悩みに合わせてパーソナライズ化されたスキンケア製品を考案。ヴァネッサは「私たちはふたりとも、長いスキンケアの道のりを歩んできました。そのなかで私たちは、“もっとスキンケアに簡単にアプローチできる方法があるはず。それで自分の肌にとって何が正しいかを知ることができるはず。だって(スキンケアは)人によって違うから”と思ったのです」と米Harpers Bazaarに明かした。
DNAレベルで自分にぴったりのスキンケア製品が見つかるという画期的なスキンケアブランドを立ち上げたヴァネッサとマディソン。残念ながら、現在Know Beautyはアメリカ国内のみの発売となっているけれど、今後、国際発送が導入される可能性はゼロではないので、続報を楽しみに待ちたい。(フロントロウ編集部)