7月2日(金)よりAmazonPrime Videoで独占配信がスタートする、映画『トゥモロー・ウォー』の主演俳優クリス・プラットとクリス・マッケイ監督のオフィシャルインタビューが到着。本作の魅力はもちろんのこと日本のファンへのメッセージも!(フロントロウ編集部)

映画『トゥモロー・ウォー』あらすじ

 『トゥモロー・ウォー』は現在と未来(2051年)を舞台に、地球を脅かす未知のエイリアンと の戦争を描いたSF アクション作品。ある日、2051年からやって来たタイムトラベラーが現代に突然現れ、世界が驚愕するほどの緊急メッセージを人々に伝える。それは30年後に人類は恐ろしい未知の生物と戦うことになり、世界はその戦争に負けたという衝撃的な内容だった。そして、人類が生き残るための唯一の希望は、現代を生きる民間人と兵士を未来に送り、戦いに参加することだというのだ。

 物語の主人公であるダン・フォレスター(クリス・プラット)は未来への戦いに参加するひとりとして選ばれる。高校の教師であり1児の父でもあるダンは、まだ幼い娘のために世界を救おうと決心し、優秀な科学者(イヴォンヌ・ストラホフスキー)と疎遠になっていた父親(J・K・シモンズ)と協力しながら地球の運命を変えるための戦いに参加する。

撮影中に最も苦労したことは?

 クリス・プラット:どの映画でも私生活と仕事の面の両方で大変なことに直面する。ロケで撮影している時は、普段の生活や家族から離れて仕事をしなくてはならないから大変だ。ロサンゼルスに住んでいて、当時新婚で(前の妻とのあいだにもうけた)9歳の息子がいる僕が、遠く離れたアトランタで仕事をするのは厳しかった。

 映画の撮影に関していうと、今まで演じた役の中でここまで感情の機微を表現しなくてはなら
ない役柄は他になかった。また壮大な冒険の物語を中心になって引っ張っていくというのも初めてだ。みんなでよく言っていたのは、この作品がただの”映画”として受け止められたら観客を失うことになるということ。リアルな作品、世界で本当に起こっていることとして感じてもらえるような内容にしなくてはならない。現実でも起こりうることだと思ってもらいたかった。タイムトラベルやエイリアンが出てくる作品で、リアルを感じてもらうようにするのはかなり難しいことだけどね。『インデペンデンス・デイ』のような映画にはしたくなかった。もちろん『インデペンデンス・デイ』は楽しいブロックバスター映画だけれど、現実味がないし本当に起こっていることとは思えないよね。この作品は現実味があると受け止めてもらえるといいな。

画像1: 7月2日(金)よりAmazonPrime Videoで独占配信開始。 ©2021 SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

7月2日(金)よりAmazonPrime Videoで独占配信開始。
©2021 SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 クリス・マッケイ:僕が家にいなくても誰も悲しまなかったし、気にも留めなかった(笑)。というのは冗談で、クリスが言ったように、このような作品でリアリズムを追求してみんなを同じ方向に向かせて進めていくことはチャレンジングなことだと思う。でも素晴らしいキャストとスタッフに恵まれて、目指していたものが作れたと思う。アイスランドのロケでは氷河の上でクレーンを使って人を運ぶなど大変なことがたくさんあったけれど。真夏のジョージアの発電所での撮影はすごく暑くてみんなグッタリしていた。この作品のキャストとスタッフは困難なことでも何でも挑戦してくれて、とても感謝している。問題が起きても何かしら解決策を見つけることができた。やりたいことがあって予算的に厳しい時にも、何とか工夫して撮りたいシーンを実現させた。みんなの前向な姿勢にとても恵まれた。

もしタイムスリップできるとしたら、どの時代に行ってみたい?そこでどんなことをしてみたい?

 クリス・プラット:近い将来に行って宝くじの当選番号をゲットするね(笑)。あとスポーツの試合の結果とかそういうことを探りに行くかな。それかビットコインが発明された頃に戻って投資するとか。

 クリス・マッケイ:欲まみれだね(笑)。

画像: もしタイムスリップできるとしたら、どの時代に行ってみたい?そこでどんなことをしてみたい?

 クリス・プラット:こういうことを考えるのは楽しいね。祖父に会いに行ってみたい。一度も会ったことがないんだ。父方の祖父に実際に会って、どんな話し方をして、歩き方をしたのかをこの目で確かめてみたい。あと若い頃の父親にも会ってみたいな。

 クリス・マッケイ: 家族の子供時代を知れたら楽しいだろうね。映画が好きだから、両親や祖父母が若かった頃の時代に戻って彼らが観た映画を見てみたい。映画でもコニーアイランドでもいいけれど、彼らが若い頃に経験したことを歴史の知識としてではなく、実際に彼らと一緒に体験して、どのようにして現在の彼らが形成されたのか知ることができたら楽しいと思う。

製作総指揮としての初仕事はどうだった?

 クリス・プラット: 楽しく様々なことを学んでいるよ。俳優の仕事で一番好きなことは、作品ごとに学ぶ機会がたくさんあることだ。僕は仕事にただ取り組むだけではなく、作品ごとにどのように取り組めば良いか常に考えて挑んでいる。毎日違うことが起こる。映画製作の過程と、そこから学べることが好きだ。俳優としての経験は積んできたけれど、製作総指揮を務めるにあたっての経験はとても少ない。だから多くを学べる経験だった。当たり前のように行われていると思っていた撮影の準備段階の過程も見ることができた。俳優としては、撮影の初日にセットに現れて、他のスタッフもその日から仕事を始めるものだと思っていたからね(笑)。実際は数ヶ月前から準備が始まっていた。

画像2: 7月2日(金)よりAmazonPrime Videoで独占配信開始。 ©2021 SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

7月2日(金)よりAmazonPrime Videoで独占配信開始。
©2021 SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 そして映画の製作は結婚式の準備に似ているとも思った。すべてのことを誰かが決めないと前に進めない。文字のフォントをどうするか、どのペーパーを使うか、テーブルクロスの色、座席表を決めていくみたいに。これらのことを僕がやるわけではないけれど、膨大な細かい作業があり大勢がスタッフとしてこの作品に関わっていることを知って、改めて感謝の念が湧いた。キャスティングにも初めて参加したし、ストーリーの内容などクリエイティブに関する意見もフィードバックした。とても素晴らしい経験で、この体験が今後の作品作りにつながっていくと良いと思っている。

『トゥモロー・ウォー』の配信を待つ日本のファンにメッセージ

 クリス・プラット:この作品のプロモーションで日本に行って、直接みんなにメッセージを伝えられなくて本当に残念だ。日本の文化が大好きだし、映画ファンも大好きなので次回作では日本に行って直接伝えられるといいな。この映画はみんなのため、そして全世界のために作った。パンデミックが収束に向かっている今、この映画を僕たちからの贈り物として受け取ってもらえると嬉しい。共通の敵と戦うために世界が一丸となって立ち向かう物語だ。より良い世界が先にあると信じて、科学や知識人の力と人々の努力をもって困難を乗り越えていく。現実でもパンデミックが収束したら、より良い世界になっていることを望んでいる。

 クリス・マッケイ: 私も日本に直接行けなくて残念だと思っている。まだ一度も訪れたことがなく、今までもずっと行きたいと思っていた場所だ。黒澤明監督と鈴木清順監督の作品が大好きで、とても尊敬している。二人の作風はかなり違うけれどね。日本に行って映画好きの人々に会うのは私にとっての夢で、いつか実現させたいと思う。

 映画『トゥモロー・ウォー』は7月2日(金)よりAmazonPrime Videoで独占配信がスタート。(フロントロウ編集部)

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