スパイダーマンがローマ教皇庁から直々に招待され、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇に謁見。「真に優しいヒーロー」と称えられた、その理由とは?(フロントロウ編集部)

スパイダーマンがローマ教皇に謁見

 現地時間6月23日、バチカン市国にて行なわれたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の一般謁見に、スパイダーマンが参加していたことが話題になった。

画像1: スパイダーマンがローマ教皇に謁見

 気になるのはこのスパイダーマンの正体だが、もちろん、コミックブックから飛び出してきたピーター・パーカーでもなければ、MCU映画でそのスパイダーマンことピーターを演じている俳優のトム・ホランドでもない。ロイター通信などの報道によれば、スパイダーマンの姿に扮してローマ教皇の一般謁見に参加したのは、イタリア在住の27歳であるマッティア・ヴィラルディタ(Mattia Villardita)氏。

 ロイヤー通信によれば、ヴィラルディタ氏は、スパイダーマンの格好をして小児病院を訪れて入院中の子どもたちを励ましてきたことが称えられて、この日の一般謁見にVIPとして招待されたという。ちなみに、ヴィラルディタ氏がその慈善活動を称えられたのは今回が初めてではなく、彼は昨年、母国であるイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領からも褒章を授与されている。

画像2: スパイダーマンがローマ教皇に謁見

 この日、フランシスコ教皇にスパイダーマンのマスクを手渡ししたヴィラルディタ氏は、その理由について、「私が病院で病気の子どもたちの苦しみを何日にもわたって見ているということを伝えるため」とAP通信に明かして、次のように続けた。「とても嬉しかったです。教皇はすぐに、私の使命を理解してくださいました」。

 ヴィラルディタ氏は一般謁見の他の参加者からも人気だったといい、彼は参加者たちとのセルフィーの撮影に応じた後で、この日も小児病院に入院している子どもたちのもとを訪れたという。

 ヴィラルディタ氏は昨年、新型コロナウイルス禍で病院を訪れることができなかった時期にも、子どもたちと1,400回以上にわたるビデオ通話を通じて面会していたといい、ローマ教皇庁はそんなヴィラルディタ氏の取り組みを「真に優しいヒーロー」として称えたとAP通信が伝えた。

 今回、さすがヒーローと言うべき理由でローマ教皇直々に招待を受けたイタリア在住のスパイダーマン。彼はきっと今日も、病気に苦しんでいる子どもたちのもとを訪れ、子どもたちを笑顔にしているに違いない。(フロントロウ編集部)

 

 

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