父親による後見人制度の終了を求める裁判で、ブリトニー・スピアーズが自身の置かれている壮絶な状況を告白したことを受けて、ブリトニーと同時期にデビューし、切磋琢磨してきたシンガーであるクリスティーナ・アギレラが愛のあるメッセージを送った。(フロントロウ編集部)

クリスティーナ・アギレラがブリトニー・スピアーズをサポート

 米現地時間6月23日、2008年から続いている父親ジェイミーによる後見人制度の終了を求める審問にリモートという形で出廷して、自身が置かれている壮絶な環境について初めて自らの口で証言したブリトニー・スピアーズ(39)。

 自らが置かれていた状況を「性的な人身売買」になぞらえ、避妊リングを強制させられていたことや、結婚を制限させられていたことも告白したブリトニーには、かつての交際相手であるジャスティン・ティンバーレイクら多くのセレブたちからサポートの声が寄せられてきたが、今回、そのジャスティンやブリトニーと1990年代に『The Mickey Mouse Club(原題)』で共演していたことでも知られるシンガーのクリスティーナ・アギレラ(40)がツイッターに長文のメッセージを綴った。

画像: クリスティーナ・アギレラがブリトニー・スピアーズをサポート

 クリスティーナは、昔に撮ったブリトニーの写真を投稿して、「この数日間、私はブリトニーや彼女が経験してきたあらゆることについて考えています。自分で自分の運命をコントロールしたいと思っている女性や人間が、自分が望むように人生を生きられないことがあるなんて、到底あってはいけません」と一連のツイートを始めている。

ブリトニー・スピアーズが置かれている現状を批判

 クリスティーナは続けて、「『身近』な人によって沈黙させられ、無視され、イジメられ、サポートを拒絶されるというのは、想像し得る最も荒廃的で、壊滅的で、卑しめられる行為です。このことが人間の魂に与えうる、精神への害と感情へのダメージを軽視してはいけません」と、父親やチームという身近な存在であるはずの人物からコントロールされている現状に苦言。

 続けて、ブリトニーが結婚や出産を制限されていることについても批判して、「自分の身体や生殖器、プライバシー、自分の空間、その人にとっての癒しや幸せを自分でコントロールする権利は、すべての女性に与えられるべきものです」とした。

 「私はこの何層にも重なった、非常に個人的ながらも公に行なわれている会話の、閉ざされた扉の向こう側にいるわけではないので、私にできることと言えば、自分がメディアを通じて耳にし、読み取り、目にしたことを共有することしかありません」と、自分はブリトニーが置かれてきた状況を直接知らないため、報道から知り得た情報しか把握していないとしつつも、次のように続けた。

 「自由を求める答弁から伝わってくるその信念と絶望感からは、かつて私が知っていた人物が、その支配者から思いやりや品位を向けられることなく生きてきたのだと思わされます」。

 さらに、ブリトニーについて「ほとんどの人には想像もつかないような状況やプレッシャーのもとで仕事をしてきた女性」とした上で、「私はみなさんに、彼女には幸せな人生を生きるためのあらゆる自由を手にする権利があると誓います」とクリスティーナ。「ブリトニーのことを思っています。彼女には、世界中から届く心からの愛とサポートを手にする権利があります」と、ブリトニーへの愛がこもったメッセージで投稿を締めくくった。

(フロントロウ編集部)

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