ケンタッキーフライドチキン(KFC)に、実は“あるある”だというクレームが再び寄せられることに。客としてはあまり遭遇したくない、その内容とは?(フロントロウ編集部)

チキンに“予想外の部位”が使われていたと男性がクレーム

 今回、クレームをケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)に寄せたのは、ウェールズのリルにある店舗を訪れた男性。16歳の甥っ子と一緒にケンタッキーのドライブスルーを訪れたというこの男性によれば、店舗で購入したチキンに使用されていた部位が、おかしな見た目であることに気がついたという。

 KFCトレードマークであるフライドチキンに使用されているチキンの部位といえば、手羽や胸、脚などだが、この男性が購入したフライドチキンには、まさかの部位が使われていたよう。

 それは、なんと“鶏の脳”と思われる部位(男性が撮影した写真はこちらのサイトからご覧いただけます)。

 匿名希望の男性は、地元のニュースサイトRhyl Journalとの取材で当時を振り返り、脳のような部位を発見した時のことについて「とても不快でした」と語っている。「こういうことが起きると耳にすることはありますが、自分でそれを見ることになるとは予想していないものです。受け入れることはできませんでしたね」。

画像: チキンに“予想外の部位”が使われていたと男性がクレーム

 男性の職業はシェフで、日頃の経験から、そのチキンに使われていたのが鶏の脳だと判断できたという。「私は7年シェフをやっていますので、見た瞬間に、それが脳だと分かりました」と男性はRhyl Journalに語り、「確信はしていませんでしたが、私は食事を止めて、それを食べることはしませんでした」と、確信はできなかったものの、食べることは止めておいたと明かした。

 男性は「何が入っていたとしてもおかしくはありません。危険なものだったかもしれません」と、脳ではなかったとしても、いかなるものであれ混入は危険だとした上で、「甥っ子ではなく、私でよかったと思います。私はよく、食べ物を分けて食べるのですが、甥っ子はそのままかじり付くので」と、日頃から細かく分けてから食べていることが発見につながったと指摘した。

実はこれ、“あるある”

 男性は今回の一件について自らKFCの本社に宛てて文書を送ったところ、謝罪の言葉が返ってきたという。しかしながら、KFCとしては男性が食べたのは脳ではないと考えているといい、肝臓か、もしくは他の内臓ではないかとのことだったという。

 KFCのスポークスパーソンは今回の一件について次のようにコメントを発表している。

「見た目は悪いですが、これは鶏の脳ではありませんので、ご安心ください。そこにあるべきものではないのは確かですが、新鮮で自然な鶏肉を扱っていると、このようなことが起こることがあります」

 ちなみに、KFCで“鶏の脳”が混入しているのではと騒ぎになったのは初めてではなく、今年の3月には、イギリスの店舗でも同様のクレームがあった。KFCはこの時にも、「見た目は悪いですが、私たちには鶏肉の自然な一部に見えます」と今回と同様のコメントを発表。

 新鮮な鶏肉を扱っていると、このようなことが起きることはあるよう。脳ではないので問題はないとのことだが、もしこの部位に遭遇することがあったら、やっぱり驚いてしまうかも。(フロントロウ編集部)

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