空飛ぶ車が都市間飛行に成功
1985年に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の衝撃から、36年。ついに私たちも、そんな“フューチャー”にたどりついたのかもしれない。
“空飛ぶ車”を開発するスロバキアの企業Klein Visionが、このたび、そのプロトタイプAirCarで都市から都市への飛行を完了させた。今回成功したのは、スロバキアの都市ニトラから首都ブラチスラバまでの空の旅で、飛行時間は35分。
AirCarはこれまでに40時間以上の試験飛行を終えているが、都市から都市への飛行はこれが初だった。
またKlein Visionが公開した映像では、飛行を終えたAirCarが車に変形し、道路を走る様子も収められている。
空飛ぶ車といえば、スロバキアのAeroMobilのものなどが有名だが、AirCarのデザインはより車感があると言える。ちなみに、Klein Vision共同創設者のステファン・クライン氏は、2016年まではAeroMobilの開発者として空飛ぶ車の開発に携わっていた。
そんな空飛ぶ車を映画ファンが見れば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を思い出してしまうのは当然のこと。
クリストファー・ロイドが演じた博士のドクが開発したデロリアンは、これまでも多くの人が実現を夢見てきた。映画のように空飛ぶ車が“普通”にはなっていないが、この先のさらなる未来では、より多くの人が空の道を楽しんでいるかもしれない。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』からは、ナイキの自動靴ひも調整スニーカーが現実で実現したことは記憶に残る出来事。“タイムトラベル”が出来るデロリアンの実現も、心の底では期待しているファンも多いはず…!
(フロントロウ編集部)