カニエの姿に注目が集まる
人気ファッションブランドのバレンシアガ(Balenciaga)が、約53年ぶり50回目のオートクチュールコレクションを発表。デザイナーのデムナ・ヴァザリアにとって初のオートクチュールコレクションということもあり、会場には米Vogue編集長のアナ・ウィンターをはじめ、ベラ・ハデッィッドやルイス・ハミルトンといったセレブも参加。
久々のクチュールコレクションは、デムナらしいオーバーサイズのシルエットのものにメゾンのレガシーが加わったものが多く、なかにはブランドの創設者であるクリストバル・バレンシアガをオマージュするものもあった。
そんなバレンシアガにとって大切なコレクションの最前列に、覆面を被った謎の男性が座っていた。
ショーの間も覆面を取らず、終始顔を覆っていた怪しすぎる男性。じつはこの男性、カニエ・ウェストだった。カニエは以前からこの覆面を愛用しており、ここ数ヵ月は覆面を使用しているところが頻繁に目撃されている。
このツッコミどころ満載なカニエのスタイルだが、ほかにも注目ポイントが。まず1つ目は、この日カニエが着用していたジャケット。このジャケットは、カニエが率いるYeezyとファッションブランドのGAPのコラボ、Yeezy Gapのアイテムだと言われている。
さらには足元にも注目したい。カニエはこの日アディダス(Adidas)から発売されているAdidas YeezyシリーズのYeezy Foam Runnerを履いていたのだが、靴下はなんとナイキ(Nike)。アディダスのライバル企業であるナイキの靴下をカニエが履くというのは、ご法度なこと。しかし、そんなことを気にせず、カニエはアディダスの靴にナイキの靴下を合わせていた。
バレンシアガの久々のクチュールコレクションにもかかわらず、一部の人はカニエのスタイルに釘付け。どこに行っても話題になるカニエだった。(フロントロウ編集部)