ディズニー『リトル・マーメイド』の撮影完了をアリエル役のハリー・ベイリーが報告!(フロントロウ編集部)

『リトル・マーメイド』実写版の撮影完了

 ディズニーによる実写版『リトル・マーメイド』の撮影が完了した。

 1989年のアニメーション映画『リトル・マーメイド』の実写版である本作では、2018年のグラミー賞新人賞にノミネートされた姉妹デュオであるクロイ&ハリーのハリー・ベイリーがアリエル役を務め、ジョナ・ハウアー・キングがエリック王子を演じる。

 新型コロナウイルスの影響で制作スケジュールに変更が出ていたが、ついに撮影が終了したことをハリーが報告。そして、彼女がアリエルに扮した写真も初公開! 輝く夕日を浴びるハリーの姿が…。

 「撮影が完了したよ。19歳になる直前の18歳の頃にこの映画のオーディションを受けて、パンデミックを経て、21歳になって映画の撮影を終えた…。やっと完了したね。この映画を経験できたことにとても感謝してる。私が知るすべてのことやすべての人から離れ、自分を疑い、孤独を感じたことは今までで1番大変な経験だった。でも、この経験を終えようとするなかで、自由や粘り強さを感じた。この経験は、自分がなれると思っていた以上に自分を強くしてくれた」

 そんな思いを写真のキャプションに綴ったハリーは、続けて、魚のフランダーを演じたジェイコブ・トレンブレイ、“海の王”トリトン役のハビエル・バルデム、悪役アースラ役のメリッサ・マッカーシー、カモメのスカットル役のオークワフィナ、カニのセバスチャン役のダヴィード・ディグスをはじめとしたキャストやスタッフへの感謝の思いをしたため、観客が本作を見られる日を楽しみにしているとメッセージを送った。

 また、ハリーの姉クロイも、愛の溢れるメッセージを妹へツイートしていた。

黒人のアリエルには反発もあった

 アニメーション版では白人だったアリエル役に、黒人であるハリーが起用された時には反発もあったが、物語はフィクションのファンタジーであることは楽しむのに、肌の色には現実的な人種差を求めるのかという指摘は多い。

 また、『リトル・マーメイド』の舞台はメキシコ湾の南、大西洋に隣接する水域のカリブ海と言われており、キューバやジャマイカ、ドミニカ国などのカリブ諸国は黒人が多いことから、ハリーのキャスティングに問題点はないという指摘もある。

 そして『リトル・マーメイド』の原作者であるハンス・クリスチャン・アンデルセンがデンマーク人であることに関しては、ディズニー傘下のABCテレビジョン・グループの子会社が展開するケーブルTVチャンネル「フリーフォーム(Freeform)」が、はっきりとこんなコメントを発表している。

 「仮にアリエルがデンマーク人だったとして、彼女が黒人でもなんらおかしくはありません。なぜなら、デンマーク人のなかにも黒人はいるから。(中略)あと、これはネタバレかもしれませんが、話を最初に戻すとアリエルというキャラクターはフィクション(架空)です。誰が何を言おうと、卓越的かつ革新的で、才能に満ちあふれたハリー・ベイリーがアリエル役に抜擢されたことは、まさに『素晴らしい』のひと言です。『アニメ版と似ていないから』という理由で批判する人がいるとすれば、もう何と言ったらいいのやら…って、あなたのことですよ」

(フロントロウ編集部)

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