ウォータープルーフの日焼け止めで見落としがちなこと
紫外線から肌を守る日焼け止めの中でもとくに夏にぴったりなのが、水に強いウォータープルーフの日焼け止め。汗をたくさんかいたり、海やプールに行ったりといったシーンで頼りになるウォータープルーフの日焼け止めは、まさしく夏の必需品。
でもそんな頼りになるウォータープルーフの日焼け止めには、意外と知らない落とし穴があるという。知らないと損をする、その落とし穴を海外の皮膚科医が明かした。
2回以上水に濡れたら塗り直して
ウォータープルーフの日焼け止めの落とし穴を教えてくれるのは、高品質なSPF製品を展開するブランドであるAltruistSunscreenの創設者であり皮膚科医兼皮膚癌外科医のアンドリュー・バーニー医師。気になるその落とし穴とは、ウォータープルーフの耐水性には限界があること。
バーニー医師は、「ウォータープルーフの日焼け止めをつくるためのテストでは、平均2回肌を水に浸けてどれだけその機能がキープできているかを試すことがほとんど」と米Get the glossに説明。3回以上水に濡れた場合のテストは行われていないことが多いのだという。
そして注目したいのが、2回ほど水に浸けた後に機能性を試すテストの基準。バーニー医師は、「多くの場合、2回濡らした後に元々のSPF数値の半分に値する機能性が保てていれば、ウォータープルーフとラベルに記載できることになっている」とコメント。またテストは、濡れた後に肌を自然乾燥させてから行なっていることが多く、濡れた後にタオルなどで拭くことで損なわれる機能などは考慮されていない可能性が高いのだとか。
そのためバーニー医師が勧めたのが、水に濡れるたびにできるだけこまめに日焼け止めを塗り直すこと。基本的にその都度塗り直しするのを心がけ、2~3回水に入った場合は必ず塗り直すようアドバイスした。
もちろんウォータープルーフ製品のテスト方法はメーカーにより違いはあるけれど、ウォータープルーフと言っても永遠にブロックしてくれるわけではないと意識して使うのとそうでないのとでは、おのずと結果も違ってくるもの。海やプールに行くときには、ウォータープルーフの日焼け止めを着用していてもなるべくこまめに塗り直すよう心がけてみて。(フロントロウ編集部)