映画『スター・ウォーズ』のマーク・ハミルが、劇中に登場したトーントーンのグッズに対し皮肉たっぷりのコメントをした。(フロントロウ編集部)

『スター・ウォーズ』のトーントーン

 映画『スター・ウォーズ』の世界の生き物であるトーントーンは、『エピソード5/帝国の逆襲』に登場した大きなトカゲ型の生き物。氷の惑星ホスに生息しているトーントーンは寒さに強く、反乱同盟軍によって乗用動物として飼われていた。

画像: 『スター・ウォーズ』のトーントーン

 主人公のルーク・スカイウォーカーは劇中で、パトロールのためにトーントーンに乗って出かけたが、まるで雪男のような姿の種族、ワンパに襲われてしまう。ルークはその後なんとかワンパの手を逃れたものの、疲労と寒さのためにダウン。そこに駆けつけたハン・ソロが、先に倒れてしまったトーントーンの腹を切り裂いてシェルターを作り、ルークに暖をとらせ、命を救った。

 しかしトーントーンは、人間にとって非常に強烈な匂いを放つ脂肪を蓄えており、ハンはトーントーンを解体している間、その悪臭について言及していた。いくら命をつなぐためだったとはいえ、トーントーンの体内に入ったルークもかなり臭かったはず。

 そんなエピソードから生まれたのが、「トーントーンの寝袋」。もともとはエイプリールフールに向けたジョークグッズだったが、注文が殺到したためルーカス・フィルム公認のグッズとなった。

 その寝袋を見つけたルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは、可愛らしく作られたそのグッズに皮肉たっぷりのコメント。

 「内臓を取り除かれたトーントーンの暖かい内臓に包まれて眠りにつくことができるなんて、子供にとっては最高の体験じゃないかな。内側には腸のパターンが描かれているから、動物虐待好きにはたまらないアイテムだね」

 マーク的にはそのグッズはかなり“ありえない”ものだったようで、「動物虐待」という単語を用いてかなり痛烈な皮肉を送っている。リプライでは、該当のシーンに対する賛否両論が繰り広げられた。

 ちなみにマークはこれ以外にも『スター・ウォーズ』グッズに辛口コメントをしており、一種のネタにもなっている。彼は以前『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でルークの腕が切断されたシーンをグッズ化したものに対し「人身事故を記念したグッズ…なんて人たちなんだ?僕はNOと言おう」と、自身のインスタグラムに投稿している。

 今回ご紹介したトーントーンの寝袋は、米Game Stopなどのオンラインストアで、約1万円(99ドル)で購入できる。(フロントロウ編集部)

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