MCUの勢い止まらぬ2021年
フェーズ4に入り、その世界がさらなる広がりを見せているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。ディズニープラスでのドラマシリーズに加え、7月8日には映画『ブラック・ウィドウ』が待望の劇場公開となり、大ヒットを記録している。
2021年後期には、9月3日に『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、11月5日に『エターナルズ』が、12月17日に全米で『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が公開予定となっており、新型コロナウイルスの影響があった2020年を経て、2021年は一気にファンの熱気が爆発する1年となりそう。
リチャード・マッデン、『エターナルズ』に自信
とくに『エターナルズ』は、クロエ・ジャオ監督がメガホンを取ったことで、MCU初のオスカー監督作品となり、注目を集めている。また、オスカー俳優であるアンジェリーナ・ジョリーや、アカデミー賞にノミネート経験のあるサルマ・ハエックなど、キャストにも実力派が大集合した。
そんな『エターナルズ』で、エターナルズのイカリスを演じるのが、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や映画『ロケットマン』などで知られるリチャード・マッデン。すでに公開されている予告編では、さまざまな衣装に身を包み、他のキャラクターたちと地球で生きる姿を見せている彼は、『エターナルズ』という作品の価値に自信を見せる。その理由について、英GQのインタビューでこう語った。
「これはただの別のスーパーヒーロー映画じゃない。これは、“オーケー。すべてを終えた今、彼らは世界にどう関係する?”ということについて。この人たちは誰?何に価値を置き、何を気にしている?彼らに影響しないことは何?といったね。マーベルユニバースは変化し、上昇し、成長し続ける。そして僕たちは、マーベルがまだやったことのないことをしていると、本気で思っている」
制作陣の緻密な考えによって、その大きな世界観を構築してきたMCUだが、『エターナルズ』はさらにその先を行く作品になると話すリチャード。
彼の言葉を裏づけるように、ジャオ監督も過去に、「マーベルはこの作品のために大きなリスクを取ってくれました。ファンを驚かせると思います」と明かしており、『エターナルズ』に対するマーベルの姿勢、そして制作陣の自信が伝わってくる。
ここまで言われたら、期待せずにはいられない。是非劇場で見たい『エターナルズ』は、11月5日に公開。
(フロントロウ編集部)