マイリー・サイラス、父の日産車を勝手に…
ここ最近、音楽面でロックなテイストに傾倒しているシンガーのマイリ―・サイラスは、ファッションでもパンクロックの要素を取り入れた着こなしが目立っている。
パンチの効いたブロンドのマッシュウルフヘアがすっかり定着してきたマイリ―が、新たに発表したマーチ(公式グッズ)にもロックのフレーバーをふんだんに散りばめたアイテムがずらり。
なかでも、定価35ドル(約3,800円)で販売されているバブルガムピンクのノースリーブTシャツは、マイリ―による「Miley Cyrus Made Me Realize Iam Gay(マイリ―・サイラスが僕/私にゲイだと気づかせた)」「I(ハート)Dick(男性器が大好き)」という手書きのメッセージや、男性器やオーラルセックスを模したイラストがプリントされた、LGBTQ+への理解やサポートと開放的な性を応援する1枚に。
このTシャツを宣伝するためにマイリ―が選んだ方法が、父親でカントリーシンガーのビリー・レイ・サイラスが所有する日産のトラックの上に乗ってポーズを決めるというものだった。
「『男性器が大好き』って書かれたTシャツを作ったことと、彼のトラックの上にグッチのヒールでよじ登ったこと、パパは、どっちにより腹を立てるかな! みんなも自分のお父さんに35ドルをおねだりして、私の公式ストアで『Miley made me gay』グッズをゲットしてね」というメッセージが添えられたスライドショーには、「最高!」「かつて日産車がこれほど魅力的に見えたことがあっただろうか」「買った!」といった反響が続々。
マイリ―の姉ブランディも「あはは! 日産だけはやめてあげて! 」と、父ビリー・レイが大事にしている日産車だけは勘弁してあげて欲しいとコメントした。
ちなみに、マイリ―が父の日産車を犠牲にしてアピールしたTシャツの収益の一部は、マイリ―が2014年に設立した、若年層のホームレスやLGBTQ+の若者たちを救済するチャリティ基金「Happy Hippie Foundation(ハッピー・ヒッピー・ファンデーション)」に寄付される。
パンセクシャル(全性愛者)であることを公表しているマイリ―は、以前から自身も属するLGBTQ+コミュニティを熱心に支援していることで知られており、6月のプライド月間には故郷ナッシュビルで『Miley Cyrus PresentsStand by You』と題したチャリティコンサートを開催。
米Peakockで配信された同ライブには、人気カントリーシンガーのマレン・モリスや、覆面がトレードマークとなっている同じくカントリーシンガーのオーヴィル・ペックらもゲスト出演した。(フロントロウ編集部)