タイプで異なるペンシルアイライナーのメリット
豊富な種類があるアイライナーの中でも、柔らかく自然な仕上がりになるペンシルアイライナー。発色も控えめなものが多いため失敗しても修正しやすく、トレンドのカラーメイクや肌になじんだナチュラルメイクを楽しみたいときにもぴったり。
そんなペンシルアイライナーを使うなら知っておきたいのが、形状ごとに異なるメリット。ペンシルアイライナーにはくり出し式と鉛筆タイプの大きく分けて2つのタイプがあり、優れている部分がそれぞれ異なるという。どんな違いがあるのか、メイクのプロがそれぞれのメリットを明かした。
落ちにくくて使いやすいくり出し式
くるくると回すことで新しい芯が出てくるくり出し式の魅力は、汗や皮脂に強く落ちにくいこと。
メイクアップアーティストであるアンドリュー・ソトマヨールは、「ペンシルアイライナーに含まれるヨレを防ぐ機能は、木に包まれている鉛筆タイプだと乾燥して弱まってしまうことがあるんだけれど、プラスチックに包まれているくり出し式なら乾燥せずに長時間効果を発揮してくれる」と米Glamourで説明。リキッドやジェルにくらべるとヨレにくさは劣ってしまうものの、柔らかい仕上がりを実現しながらも、鉛筆タイプに比べてヨレにくいという。
また削る手間もなくいつでもささっと使えるため、使いやすさも抜群。鉛筆削りを使ったり持ち歩いたりするのが面倒という人にもくり出し式がオススメだとアンドリューは明かした。
ぼかしやすく太さも自由自在な鉛筆タイプ
古くからある王道のタイプである鉛筆タイプは、ぼかしやすくアイシャドウにもなじみやすいのが魅力。
アンドリューによると鉛筆タイプのペンシルアイライナーは、指で優しくなでるだけでキレイにぼかすことができるため、アイラインをぼかして使いたい人にとっては最適なアイテムだという。そのため、ブレンドが重要なスモーキーアイメイクにもぴったり。
また削り方によって先端の角度を調節できるため、細い線を描きたいときにはシャープにというように太さを自由にアレンジできるのも嬉しいポイント。ちなみに芯が硬すぎると目元を傷つけやすくうまく発色しないこともあるため、アンドリューは、できるだけなめらかに発色する柔らかい芯のものを選ぶよう勧めた。
【番外編】粘膜には粘膜用のタイプを選ぶ
ペンシルアイライナーは粘膜アイラインを引くときに使うことも多いけれど、このときに使う製品選びには注意が必要。メイクアップアーティストのメリッサ・マングラムは、「粘膜に使用してもOKだと記載されているペンシルアイライナーを選ぶようにして」とByrdieでアドバイス。
メリッサによると粘膜は水分が多いため、時間が経つとアイラインが落ちやすく、それによって炎症を起こしてしまうことがあるのだという。粘膜専用のものや粘膜にも使用OKだと記載されているものであれば比較的落ちにくく、粘膜を傷つけることも少ないと説明した。
ペンシルアイライナーを選ぶときには、プロの解説を参考にして自分に合うタイプを探してみて。(フロントロウ編集部)