「Wild Side」は“ノーマニだけで十分”との声に物申す
2019年のグラミー賞で女性アーティストとして史上初めて最優秀ラップ・アルバム賞を受賞した人気ラッパーのカーディ・Bが、フィフス・ハーモニーのメンバーで現在ソロで活動するノーマニとのコラボ曲「Wild Side(ワイルド・サイド)」は“ノーマニだけで十分”との声に反論。ノーマニもカーディを擁護した。
一部で「Wild Side」はコラボではなく、ソロ曲にすべきだったという議論が巻き起こるなか、ツイッター上で「あくまで私見だけど、カーディはリミックスでよかったんじゃないかな。なんでソロ曲にしなかったのかわからない。カーディが参加した理由は理解できるけど、リミックスでやるべきだった」というつぶやきを目にしたカーディは、「こういうクソみたいなことを言う奴にかぎって、曲も買わないし、ラジオでリクエストもしないし、ストリーミングもしない。曲に何の価値も数字も与えることなく、ただツイッターに意見を投稿して、バズらせるために私を攻撃し続ける」と“反撃”。
Same people that says this shit is the same people that didn’t buy shit ,don’t request on radio, not streaming not adding no value or numbers to the song but opinions on twitter for a hit tweet cause hating but keeping up with cardi it’s what in . https://t.co/muoUdHWWc3
— iamcardib (@iamcardib) July 26, 2021
カーディのツイートにノーマニも「この曲はあなたなしでは考えられない」と反応し、“コラボは正しかった”と主張している。
can’t imagine this record without you. THAT’S THE TWEET https://t.co/NrFSD1KmjF
— Normani (@Normani) July 26, 2021
「クィアベイティング」を指摘する声に持論を展開
また、カーディは、ミュージックビデオでのノーマニとの“絡み”が「クィア・ベイティングではないか」という声に対しても、納得がいかないとして声を上げている。
ちなみに、クィアベイティングとは、実際には同性愛者ではないのに、ある人物やキャラクターが、あたかも同性愛者であるかのように匂わせたり、わざとバイセクシャルを予感させるような表現を使うなどして“性的指向の曖昧さ”をほのめかすことを指す。
現在は男性と結婚しているものの、バイセクシャルを公言するするカーディは、「(クィアベイティングだと批判されることによって)自分のセクシュアリティや話しづらい経験について語ることが、アーティストにとってプレッシャーになっちゃうんじゃないかな。ミュージックビデオで女の子とキスをしたら、ほかの女性とのメールのやりとりを公開しなきゃいけないわけ?」とツイッターに投稿。
I don’t like this new “queer baiting” word.I feel like it pressure artist to talk about their sexuality or their experiences that they don’t feel comfortable speaking about.If a artist kiss a girl on a video does that means she gotta show videos & text wit wit other women?
— iamcardib (@iamcardib) July 23, 2021
さらに別のツイートで、「Wild Side」のミュージックビデオで自身がノーマニと抱き合うようなポーズを取っていたのは、妊娠中のお腹を隠すためであったことを明かした。(フロントロウ編集部)