『ワイルド・スピード ICE BREAK』のサイファーとドミニクのキスシーンを巡って、シャーリーズ・セロンとヴィン・ディーゼルが繰り広げた騒動を振り返る。(フロントロウ編集部)

『ワイスピ8』での気まずいキスシーン

 8月6日に公開される『ワイルド・スピード』シリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』には、前作より登場する敵のサイファーに加え、ドミニクの弟で敵のジェイコブ、さらには死んだと思われていたハンなどが登場するため、アクションやストーリーだけでなくキャラクターたちにも注目が集まっている。

 敵である天才ハッカーのサイファーは、前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』で初登場となったキャラクター。彼女によってファミリーたちは大きくかく乱させられたが、そのなかでも衝撃のシーンとなったのが、レティの目の前でのサイファーとドミニクのキス。

 キスとはいってもロマンチックなものではなく、かなり気まずいものだったが、そのキスシーンに関して、サイファーを演じたシャーリーズ・セロンと、ドミニク役のヴィン・ディーゼルの間で騒動が起こっていたことはご存知だろうか?

画像: 『ワイスピ8』での気まずいキスシーン

 ことの発端は、ヴィンが米USA Todayで話したこのコメント。

 「彼女が(キスを)楽しんだか知ってるかって?オーマイゴッド、イエス。キスはウソをつかない。唇はウソをつかない。そうだろう。彼女はやり切ったさ」

シャーリーズ・セロン、ヴィン・ディーゼルの発言に異議

 キスは良いものだったと振り返ったヴィンだったが、これに異議を唱えたのがシャーリーズ。彼女が米トーク番組『エレンの部屋』に出演した際に、司会者のエレン・デジェネレスがヴィンの発言について質問すると、かなり率直な意見を話したのだった。

 「ただただ意味が分からない(笑)。だって、見れば分かるでしょう。私の手は彼の顔を強制していて、映画はそれについてだった。彼は、ミシェル・ロドリゲスが演じるレティと愛し合っている。私は、彼にこの酷いことをしているクレイジーな女で、彼はそうであるべきだったように、ただそこに固まって立っていた。死んだ魚のように。それが私がキスしてた相手。
 でもヴィンは、私が人生で最高の時間を過ごしたって言って回ってる…。それっておかしいよ!私の相手の男性にはもう少し動きが欲しいかな…。私たちはフィクションと現実を混ぜちゃってるんだね…。あのシーンは、私が口を使って彼の顔を暴行しているみたいだった」

 ヴィンはキスが下手だというわけではなく、あのキスは気まずいものであるべきで、2人も気まずいキスを演じたと話したシャーリーズ。そして、その撮影での出来事を、ヴィンが違うように話していることに納得いかない様子を見せた。

 しかし話はここで終わらない。この放送の後には、ヴィンも『エレンの部屋』に出演。そこで、ふたたびエレンがキスシーンについて質問すると、ヴィンは観客を巻き込んで大げさにこう話した。

 「カモン!俺は死んだ魚のように見えるか!? まず、エレン。素晴らしいアニメーションである『ファインディング・ドリー』を持ち出して、俺を死んだ魚と比べるって、どうなの?」

 ファンの注目を集めたキス騒動だったが、サイファーは『ジェットブレイク』にふたたび登場することから、シャーリーズとヴィンが本気で不仲になるような結果にはならなかったよう。『ジェットブレイク』では、また思わぬキャラクターたちのキスシーンがあるのだろうか?

(フロントロウ編集部)

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