リル・ナズ・Xが仕掛けた“罠”とは
2019年に異色のカントリーラップソング「Old Town Road（オールド・タウン・ロード）」が全米シングルチャートで驚異の19週連続でナンバー1を獲得し、一躍人気アーティストの仲間入りを果たしたリル・ナズ・Xが、新曲「Industry Baby（インダストリー・ベイビー）」のミュージックビデオの無修正版を公開した。
「悪魔のスニーカー」をめぐるナイキ（Nike）との裁判をイジる内容の演出が盛りこまれた同MVの最大の見どころは、なんといってもリル・ナズが複数の男性ダンサーを従えて全裸で踊るダンスシーン。当然、最初に公開されたMVでは“大事な部分”にモザイクがかけられていたが、「無修正版＝モザイクなし」ということ。
そして、こちらが噂の「Industry Baby」の無修正バージョン。
でも、試しに“どれどれ…”とご覧になった方は、肝心シーンの直前にこの画面になってしまったはず。
©︎Lil Nas X/YouTube
こうなったのは、あなたのパソコンやスマホの不具合でもなければ、ネット環境のせいでもない。「あれ？今、ネットつながってない？」と思わせるように、わざとこういう作りになっているのだ。つまり、無修正版というのはウソで、歓喜からどん底に突き落とすためにリル・ナズが仕掛けたワナだったというわけ。
ほとんどのファンがまんまと騙されたようで、「ネットつながらない！と思ったらそういうことね（笑）」、「リル・ナズにしてやられた」、「何度ネットワーク接続を確認したことか…」、「そもそもYouTubeで無修正の映像が配信できないのはわかってたけど、気になって見てしまった」と悲喜こもごものリアクションが。
ちなみに、例の無修正版はYouTubeで5,309,054回（※7月30日19時時点）の再生回数を記録しており、リル・ナズからするとしてやったりといったところだろう。（フロントロウ編集部）
