ベースメイクコスメの色選びで失敗を防ぐ方法
ファンデーションやコンシーラーなどのベースメイクコスメを選ぶときに難しいのが、自分に合った色選び。肌色に合わせて買ったつもりが、いざ使ってみると明るすぎたり暗すぎたりすることも少なくないけれど、プロによると自分にぴったりのカラーを見つけるコツがあるという。
教えてくれるのは、1980年代から数々のセレブのメイクを手掛けてきたキャリアをもつ大御所メイクアップアーティストのボビイ・ブラウン。30年以上にわたって肌になじむ自然なメイクを提唱してきたボビイが教える、色選びのコツをご紹介。
ファンデ:肌色に近い3色をくらべる
ファンデーションはカラー展開がとくに幅広いため、どの色を選んだらいいのかが難しいところだけれど、ボビイのアドバイスは、肌色に近い3色のカラーをすっぴんの肌にのせてみること。
ボビイは、「肌色に近い3つのシェードを選んで、頬骨のあたりからそれぞれ一直線に下向きの線を描いてみて。顔を動かしたり光を当ててみたりして、もっとも溶け込んで見えるのが自分にぴったりのカラー」だと米W magazineに説明。
気になる色を1色だけ肌にのせることはあるけれど、それだとほかのカラーと見比べることができないため、結局使ってみると合わないことがあるのだとか。一方、肌に近い3色すべてをのせるともっとも適したカラーが分かるため、失敗しにくくなるという。
ルースパウダー:肌の悩みに合わせて色選び
メイクの仕上げに使うルースパウダーの基本的な選び方は、素肌にのせてみて自分の肌に正確にマッチするものを選ぶ方法。ただし、肌の赤みやテカリが気になる場合は選び方が少し変わってくるよう。
そのコツについてボビイは、「肌の赤みをカバーしたい人は黄色系のアンダートーンのパウダー、テカリが気になる人は肌よりもほんの少し明るめのパウダーを選んでみて」とアドバイス。黄色系のアンダートーンのパウダーには赤みをかき消す効果があり、皮脂の分泌が多いとパウダーが暗く変化してしまうことがあるからだという。
コンシーラー:肌より1トーン明るめを探す
クマやにきびなどをカバーするコンシーラーは、色によって十分にカバーできなかったり、かえって塗った部分が悪目立ちすることもあるため色選びが重要だけれど、選び方の基準は肌のトーンよりも1トーン明るいものを探すといいそう。
ボビイによると、顔にのせてみて自分の肌よりもほんの少しだけ明るいものを選ぶことで、自然にカバーできて肌にもなじみやすいのだという。ちなみに、にきびや赤みなどに使うコンシーラーを選ぶときには、スポットカバー機能に特化したコンシーラーを選ぶことが大事だそう。
せっかく新しいコスメを買ったのに肌に合わないという失敗を防ぐため、ぜひプロのアドバイスを覚えておいて。(フロントロウ編集部)