今年のグラミー賞で1部門もノミネートされずに話題になったザ・ウィークエンドが、グラミー賞をめぐる騒動について改めて語った。(フロントロウ編集部)

今年のグラミー賞に1部門もノミネートされなかったザ・ウィークエンド

 2020年3月にリリースした現時点での最新スタジオアルバム『アフター・アワーズ』が2020年に世界で2番目に売れたアルバムとなり、1年以上を通して米Billboardの全米シングルチャートでトップ10にランクインし続けるという驚異の記録を達成した「Blinding Lights」は、2020年に世界で最も売れたシングルになるなど、2020年に世界を席巻したザ・ウィークエンド

画像: 今年2月には栄誉あるスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスしたザ・ウィークエンド。

今年2月には栄誉あるスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスしたザ・ウィークエンド。

 その活躍ぶりから今年のグラミー賞でも躍進が期待されていたザ・ウィークエンドだったが、蓋を開けてみれば、なんと1部門にもノミネートされず。ザ・ウィークエンドがグラミー賞授賞式ではなく、2月に開催されたスーパーボウルのハーフタイムショーを優先したことがノミネートを逃した理由などと報じられるなかで、ザ・ウィークエンドは「グラミー賞は腐ったままだ」と強い言葉でグラミー賞を批判

 その後、ザ・ウィークエンドが今後一切自分の音楽をグラミー賞に提出しないことを宣言するなど、皮肉にも、彼がノミネートされなかったことは今年のグラミー賞で最も注目を集めたトピックの1つとなった。

ザ・ウィークエンドがグラミー賞について改めて語る

 今回、ザ・ウィークエンドは米GQとのインタビューで今年のグラミー賞ノミネーションをめぐる騒動について改めて振り返っており、いかなる“不正”もなく、きちんと正当な審査を踏んだ上で自身の作品がノミネートされなかったと考えているかと訊かれると、「あの時には、あらゆる考えや思いが巡ったよ。怒りを感じたし、困惑したと同時に、悲しくもなった。けど、今になって思い返してみると、何が起きたかを知りたくもないと思ってるよ」と、自身がノミネートされなかった理由についてはもはや知りたくもないと回答した。

画像: ザ・ウィークエンドがグラミー賞について改めて語る

 「単に興味がないんだ」とザ・ウィークエンドは続けている。「グラミー賞が、僕が活動する理由になることは絶対にないからね。これまでにも一度もないし。そのことに囚われずに音楽を作ることができるのを嬉しく思うよ。そういう議論に参加することはもう一生ないよ」。

 インタビューのなかで、ザ・ウィークエンドは今後自身の作品をグラミー賞に提出することはないと改めて明言しており、その理由について、「関心がない」とキッパリ語った上で次のように続けた。

 「みんなからは、『いやいや、次回はうまくやればいいんだよ』って言われるんだけどね。僕はうまくやるさ。だけど、(グラミー賞の)アイツらのためじゃないっていうね。僕は自分のために上達するつもりだよ」。

 ザ・ウィークエンドは今週8月6日にニューシングル「Take My Breath」をリリースすることが決定しており、先日、東京オリンピックのプロモーション映像と共にリリースが発表されている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.