『ワイルド・スピード』でハンを演じるサン・カンが、シリーズに登場した車のなかで最も気に入っている車について思いを語った。(フロントロウ編集部)

“ガチ”の車好きで知られるサン・カン

 8月6日についに公開となった『ワイルド・スピード』シリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。本作では、死んだと思われていたハンの復活が大きな注目ポイントとなっている。

 ハンは、2006年公開のシリーズ3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で主人公のショーン・ボズウェルの師匠的立場で初登場し、その後『ジェットブレイク』を含めて、シリーズ6作品に登場する人気キャラクターとなった。

 そんなハンを演じるサン・カン自身も大の車好きとして知られており、世界最大規模の自動車パーツ見本市のSEMAショーに複数回“出展”したこともあるほど。

 そこまでの車好きであるサンには、シリーズの中でもとくに思い入れのある車があるという。米Hollywood Reporterのインタビューで彼が明かした思いとは…?

画像: “ガチ”の車好きで知られるサン・カン

 「『ワイルド・スピード MEGA MAX』の72 フォード マーベリックだね。あの車は僕をブラジルやブラジルのファンと繋いでくれた。なぜなら、僕はあの車を作り直したから。(現実に)別のマーベリックを買って、完全にレストアしたものを作ったんだ。映画のなかの自分のキャラクターがしそうなことを、実際に自分がするようにインスパイアされたのは初めてだったよ。それによって、あの特別な車を好きなコミュニティと繋がることができた。内側も外側も理解してる。あれはブラジルの最高の部分、ブラジルの車コミュニティの最高の部分を表現してるし、ブラジルとは何なのかの内側を見せてくれた」

サン・カン、車への思い

 シリーズ5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』の舞台であるブラジルについて、車を通して知ることができたことが、72 フォード マーベリックが彼にとって特別な車となった理由だと話すサン。

 さらに続けて、「そして、それがジャンク品に見えるからって物事を表面で判断すべきじゃない。あの車を知ってる人にとっては、あれはフェラーリよりも重要なんだ。なぜなら、あれはその人たちの子供時代の一部だから。あれはその人たちの車のDNAの一部なんだ」と、フォード マーベリックがかつてブラジルで製造されていた歴史にも触れ、敬意を示した。

 そして最後にサンは、『ワイルド・スピード』は車の世界において重要な作品であるとし、ファンのためにも真剣に車に向き合っていると熱く語った。

 「それこそが、僕が車に関することを本当に真剣に捉えている理由だよ。車の映画に出ている、運転の仕方も知らない俳優にはなりたくない。僕たちのファンはすごくサポートしてくれているから、少なくとも僕ができることは、そのキャラクターがしていることについて自分で学ぶこと。それに、いずれにせよ僕は車が大好きだからね。僕個人の趣味でもある。一石二鳥さ」

(フロントロウ編集部)

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