『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で復活したハン。演じたサン・カンは、当初、復活についてこんな疑問を感じていたそう。(フロントロウ編集部)

『ワイスピ』サン・カン演じるハン

 新型コロナウイルスの影響による度重なる公開延期を経て、ついに映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が劇場公開中。

 シリーズ9作目となる本作では、死んだと思われていたハンの復活が公開前から大きな注目を集めていた。シリーズ3作目となる『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で初登場し、その最後には命を落としたハン。しかし4作目から6作目は、3作目より前の時制となっているため、ハンもシリーズに登場し続けたが、ついにジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウに殺された。…、と思われていた。

サン・カン、ハンの復活に“疑問”

 ハンの復活が実現したのには、彼の命を奪ったデッカードが人気キャラクターとなり、彼が主役のスピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』まで制作されたことで、ファンの間で「JusticeForHan(ハンに正義を)」という声が拡散されたことが大きい。

 とはいえ、一旦は死んだと思われていたキャラクターを復活させることには“どうやって?”という疑問が制作陣にもファンにも浮かんだことは仕方のないこと。そしてその疑問は、ハンを演じるサン・カンにもあったよう。米LA Timesのインタビューでこう話した。

 「本当にハンは埋葬されたと思った。通夜もあった。墓石もあった。ハンのお墓の映像をどれだけ見た?彼が戻ってきたのが信じられないよ。彼を演じる俳優なのに、“これ(ハンの復活)はどうやって起こったんだ?”って感じだった」

 サンすらも、少し物怖じしてしまった様子のハンの復活。しかしその復活が待ち望まれていたことだったのは、本作の世界的大ヒットを見れば分かる。

 ファンに愛され、ファンの声によって復活が実現したといっても過言ではないハン。自分がの演技が評価されたことについてサンは、英Empireのインタビューで、こんな感動的な思いを語っている。

 「『#JusticeForHan(ハンに正義を)』の件では、『私が俳優として行なった仕事を評価してくれる人たちが実際にいるんだ』と思いました。アジア系アメリカ人としてのハリウッドでの苦闘の中で、最も暗い時期に、『ワオ、私があのキャラクターでやったことを評価してくれる人が世界中にいるんだ』と思わされたのです」

(フロントロウ編集部)

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