イギリス出身のトップモデルであり俳優としても知られるリリー・コールが、著書について語ったインタビューでクィアであることをカミングアウトした。(フロントロウ編集部)

「クィア」であると告白

 リリー・コールは16歳で英Vogueの表紙を飾り、ブリティッシュ・ファッション賞の年間最優秀モデルに選ばれ、ルイ・ヴィトンからシャネルまでハイブランドのショーやキャンペーンに起用されてきたイギリスのトップモデル。

画像: 「クィア」であると告白

 今年34歳になるリリーが、英The Timesのインタビューで「私はストレートではない」と語り、クィアであることを明かした。

 現代においてクィア(queer)という言葉は、シスジェンダー(体と心の性自認が一致する人)のストレート(異性愛者)ではない人を総称する言葉。セクシャリティは流動的であるという考えから、あえて“レズビアン”、“バイセクシャル”とは明言せずに包括的性のある“クィア”という言葉を使うLGBTQ+は増えている。リリー自身、このクィアという言葉が今の自分に最も当てはまっていると感じているという。

 「私はこれまで、意識的に自分の私生活については明かしてきませんでした。そしてこれからもそうありたいと思っています」としたうえで、「同時に、私はストレートではないことを認める必要性も感じています」とつけ加えたリリーは、「(どのセクシャリティかという)境界線は非常に厳しいものだと思うので、私は開放性があるという意味で『クィア』という言葉が好きです」と語った。

 ヒース・レジャーと共演した2009年の映画『Dr.パルナサスの鏡』などで俳優としても活躍してきたリリーは、長年続けてきた自然保護活動に現在も力を入れており、2021年8月には温暖化から地球を守るためのアイディアを執筆した著書『Who Cares Wins』を発表した。(フロントロウ編集部)

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