新時代のトレンドを担っているとされる「Z世代」と「ミレニアル世代」。じつは同じ「若者」でも、世代によって「美容トレンド」が異なるって知ってた? その気になる傾向と特徴をひも解いていく。(フロントロウ編集部)

Z世代とミレニアル世代で変わる「美容トレンド」

 いまやトレンドの中心となっているミレニアル世代と、その次の世代を指すZ世代。

 一般的に、1981年から1996年までの15年間に生まれた人々を「ミレニアル世代」、1996年より後に生まれた人々を「Z世代」としており、美容面においても、世界で最も影響力ある購買層として大きな注目を集めている。

 しかし、同じ「若者」として一括りにされがちなミレニアル世代とZ世代だけれど、じつは世代によって全く異なる「美容ワード」が検索されているのをご存じ?

画像: Z世代とミレニアル世代で変わる「美容トレンド」

 実際に、ピンボード形式の写真共有ウェブサイト「ピンタレスト(Pinterest)」のプラットフォーム上で収集された検索データによると、例えば同じ「カラーアイライナー」の製品であっても、ミレニアル世代とZ世代では、好まれるアイライナーの「カラー」も「質感」も異なるという。具体的に世代間でどのような違いがあるのか、それぞれの傾向と特徴をご紹介。

Z世代:ミントアイシャドウ、ホワイトアイライナー

 アイメイクに関しては、今年の夏はカラフルなアイシャドウがトレンド入り。なかでも、Z世代の間ではパステルカラーが人気のようで、ピンタレストでは「ミントメイク」の検索数が4月から7倍に、「ライトブルーメイク」は4倍に増えている。

 ほかにも、明るいトーンの「ホワイトアイライナー」や「キャンディー風メイク」などの検索数も4倍に急増。2000年代のファッションやカルチャーからインスパイアされた「Y2K(Year 2 Thoousand)」の影響だと思われる。

ミレニアル世代:レッドアイシャドウ、ブルーアイライナー

 一方でミレニアル世代は、カラフルなアイシャドウのなかでも、より「リッチな発色」のものを好む傾向にあることが判明。「レッドアイシャドウ」の検索数が4月から17倍に増加している。

 ほかにも「グリーンとゴールドのアイシャドウルック」は8倍に、「ブルーアイライナーのメイクルック」は11倍に跳ね上がるなど、マスク着用時もぼやけない“強い印象”の目もとが人気を集めている。

Z世代:ピンクリップグロス

 リップメイクに関しては、Z世代はミニマルなメイクを好む傾向があることもあり、自然でヘルシーな印象のリップグロスの人気が急上昇。「ピンクグロス」の検索数は4月から7倍に、「ブラウングロス」は5倍になるなど、とにかくツヤのあるリップにZ世代は夢中だという。

ミレニアル世代:ブラウンリップ

 一方で、ミレニアル世代では90年代のスーパーモデルを彷彿とさせる「ブラウンリップ」などの大人っぽい色味がランクイン。また、遊び心のある「グリッターリップ」の検索数が13倍になるなど、アイメイクと同様リップにも妥協しないミレニアル世代らしさがうかがえる。

Z世代:ラベンダーネイル

 ネイルに関しては、ラベンダーやライラックなどの紫系ネイルが大注目。また、コロナ禍の影響もあってか、セルフネイルで作りやすいシンプルなワンカラーやフレンチネイルが人気を集めている。ほかにも「サマーパステルネイル」の検索数は60倍に、「ラベンダーネイルのデザイン」は17倍に増えている。

ミレニアル世代:レインボー・カウ柄ネイル

 一方でミレニアル世代では、個性的でエッジを効かせたネイルデザインがブームの予感。カラフルな色合いのカウ柄(牛柄)ネイルの「レインボーカウプリントネイル」は4月で検索数が11倍に、ビビットな「ブライトサマーアクリルネイル」は154倍に増えるなど、手軽で凝ったデザインを好んでいると思われる。

 

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Z世代:1997年以降に生まれた人
ミレニアル世代:1981年から1996年の間に生まれた人

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(フロントロウ編集部)

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