キャリー・マリガン&ゾーイ・カザンで描くワインスタイン事件
2017年にハリウッドを震撼させた、大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる、過去30年にわたる数えきれないほどの性暴力告発。これを機にアメリカでは多くの女性たちが団結して性被害に対して声ををあげる「MeToo運動」が発生。社会的なムーブメントを巻き起こした。
そんな事件を白日の元に晒した米New York Timesの記者ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターによるベストセラー『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い(原題:She Said)』が、ブラット・ピットの運営する制作会社プランBによって映画化される。
ミーガン&ジョディを演じるのは映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』や『17歳の肖像』のキャリー・マリガンと映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』や『ルビー・スパークス』のゾーイ・カザン。
そしてこのたび、ドラマ『オザークへようこそ』のシーズン3でベン役を演じ、その演技力が高く評価されているトム・ペルフリーがミーガンの夫役として出演することが決定した。
2017年10月5日、米New York Timesでハーヴェイの性犯罪の実態を明らかにしたミーガン&ジョディはピュリッツァー賞を受賞。記事内では、金銭による示談や隠蔽工作の実態なども明らかにされており、全世界に激震が走った。
映画版の監督を務めるのは、Netflixドラマ『アンオーソドックス』でプライムタイム・エミー賞の限定シリーズ監督賞を受賞したマリア・シュラーダー。脚本は、映画『イーダ』でアカデミー賞外国語映画賞を獲得したレベッカ・レンキェビチが担当する。(フロントロウ編集部)