ベネチア国際映画祭、コロナ特別ルールのもと開幕
第78回ベネチア国際映画祭が、室内でのマスク着用、ワクチン接種証明または48時間ごとの陰性証明という、新型コロナウイルスの感染症対策がしかれたなか幕開けた。
コンペティション部門のオープニング作品に選ばれたのは、スペイン人監督ペドロ・アルモドバルによる映画『Madres Paralelas』。

映画『Madres Paralelas』のミレナ・スミット(左)、ペドロ・アルモドバル監督(中央)、ペネロペ・クルス(右)
ペネロペ・クルス主演の本作は、産科で出産を待つ、世代も社会的立場も違う2人の女性を主人公にした作品。先日には、乳首から母乳がしたたるポスターが「サイトにおけるヌードに関するルールに違反している」としてインスタグラムにて掲載禁止処分となり、女性の乳首だけを性的なものとする考えに反論が続出し、インスタグラムが公式に謝罪する、という騒動があった。
『Madres Paralelas』プレミアでものすごいマスクを発見
そんな映画『Madres Paralelas』上映会のレッドカーペットに、1人のゲストがなんとも目をひくマスクで現れた。


プラットフォームヒールにタキシード風のスーツ着て現れたゲストが身につけていたのは、一見、ガスマスクのように見えるマスク。ただマスクから伸びているホースは、背中に背負われた植物につながっている。自然のフィルターできれいにした空気を吸える、近未来風の植物マスク、といったところだろうか。


完全にマスクをファッションステートメントの一部にしたこのゲスト。ただ、さすがに映画の上映がそのまま見られるほど楽ではないようで、会場に入る前にはゴソゴソと外して一般的なマスクにつけ変えていた。

(フロントロウ編集部)