『マトリックス』4作目の新モーフィアス
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世の勢いが止まらない。
10月15日公開の映画『キャンディマン』で主演を務める彼は、ここ数年で映画『グレイテスト・ショーマン』や『シカゴ7裁判』、ドラマ『ウォッチメン』など、数々の大ヒット作品に出演を続け、その存在感から映画ファンや批評家から評価されている。
そんな彼は、『マトリックス』シリーズの約20年ぶりの新作『マトリックス レザレクションズ』にも出演しており、演じるキャラクターはなんと、前3部作でローレンス・フィッシュバーンが演じたモーフィアスの若かりし頃だと言われている。
その役どころは明言されていないものの、先日開催されたCinemaCon内で公開された予告編では、主演のキアヌ・リーブス演じるトーマス・アンダーソンに、彼が演じるキャラクターが「時間が過ぎるのは早いものだな」と話しかけ、“赤い薬と青い薬”をふたたび彼の目の前に差し出すというシーンがあったと報じられており、彼がモーフィアス役であることはほぼ確定と言える。
ヤーヤ、キアヌ・リーブスに学ぶ
『マトリックス レザレクションズ』には、ネオ(トーマス)役のキアヌやトリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスやメロヴィンジアン役のランベール・ウィルソン、エージェント・ジョンソン役のダニエル・バーンハードなどが続投する一方、新しいキャラクターも登場する。
そんななかで、元々は別の俳優が演じた人気キャラクターを演じるという難題をこなすことになったヤーヤが抱えたプレッシャーは、他の俳優たちのものとは異なるものだっただろう。
そんな彼は、キアヌ、そして映画『ベイウォッチ』で共演したドウェイン・ジョンソンと一緒に仕事をするなかで、学んだことがあるという。米Varietyのインタビューで彼が言ったのは、たった一言。
「(2人から学んだのは)優しさ」
キアヌといえば、ハリウッドきっての“良い人”として知られ、共演者や撮影関係者たちからも、キアヌに対する世間のそのイメージは合っていると言われてきた。そしてドウェインもまた、ファンへの神対応や家族愛で知られる。
そんな2人は、やはりそれぞれの作品の撮影でも丁寧な態度でいるようで、その姿にヤーヤは学んだよう。また、『グレイテスト・ショーマン』で共演したヒュー・ジャックマンと、『アクアマン』のジェイソン・モモアの名前も出し、「優しさとハードワークは、すごく重要だ」と語った。
(フロントロウ編集部)