ブラッド・ピット、年齢を重ね「シンプルなもの」が好きになったと明かす
映画『ファイト・クラブ』や『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』などで若い頃からハリウッドを代表する俳優として活躍してきたブラッド・ピットも、今や57歳。2019年に公開された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、ついに自身初となるアカデミー賞を受賞するなど、今なお第一線で活躍し続けているブラッドだが、年齢を重ねたことで、ファッションにおけるこだわりについては、心境の変化があったという。
「もし僕にスタイルがあるとしたら、『スタイルがない』というものだね」とブラッドは自身の現在のファッションスタイルについて米Esquireに語っている。ブラッドによれば、現在は「モノクロ」や「シンプル」なものが好きになったといい、アイテムにおける「縫い目の細かい部分」に目を向けるようになったのだという。
今では「心地よさ」を重視しているとして、「ライカのカメラから感じるものだとか、時計から感じるものが好きなんだよ。見栄を張っているようには思われたくないのだけど、近づいてもらえたら、気づいてもらえると思う。裏地の感じが好きなんだよね。僕にとっては、そういう細かいところが大切なんだ」と続けたブラッド。
そのビジュアルから様々なブランドの広告に起用されてきたブラッドだが、「トレンドを追うのは疲れてしまうんだよ。それから、ビルボード広告も嫌いでね。僕はビルボード広告になりたくないんだ」と、今では流行を追うことに疲れてしまったとも明かしている。「年齢を重ねて、気難しくなっていくにつれて、次第に心地よさが重要になってくるんだよ」。
57歳になった今、トレンドは追わずに自分にとって「心地良いもの」を選ぶようになったと語ったブラッドだが、彼はトレンドなど追わなくとも、今もショービズ界屈指のファッショニスタであり続けており、英GQによる、2020年のベストドレッサー50人の1人にも選ばれている。
また、ブラッドは昨年、グリーンのミリタリージャケットにジーンズというカジュアルな装いでハリウッドにあるタコスショップを訪れ、その場に居合わせた客がブラッドのオーラに圧倒されていたことでも話題になった。(フロントロウ編集部)