ディズニーが発掘したペイトン・エリザベス・リーが、16歳の天才医師を演じる青春コメディドラマ『天才少女ドギー・カメアロハ』が、ディズニープラスで9月8日16時より独占配信。主演ペイトンのインタビューをフロントロウが独占解禁!(フロントロウ編集部)

ディズニープラス『天才少女ドギー・カメアロハ』

 『天才少女ドギー・カメアロハ(原題:Doogie Kameāloha, M.D.)』は、16歳の天才医師ラヘラ・“ドギー”・カメアロハを主人公にした青春コメディドラマシリーズ。1989〜1992年に全米放送されたドラマ『天才少年・ドギー・ハウザー』のリメイクである本作の主人公ラヘラは、医師として人の命を預かる重大な仕事を任されている“大人”としての顔と、恋や親との関係に悩む“ティーンエイジャー”としての顔を持つ16歳。

画像1: ディズニープラス『天才少女ドギー・カメアロハ』

 そんな主人公ラヘラを演じるのは、注目の若手俳優ペイトン・エリザベス・リー。アジア系ファミリーを主人公にしたディズニー・チャンネルのドラマ『アンディ・マック』でブレイクし、2020年にはプリンセスの概念を壊すキャラで、ディズニープラスのオリジナルムービー『シークレット・ソサエティ ~王家第二子 秘密結社~』の主人公を演じたペイトンが、『アンディ・マック』以来のドラマシリーズ主演となる本作では16歳の医師に扮する。

画像2: ディズニープラス『天才少女ドギー・カメアロハ』

 フロントロウ編集部では、そんなペイトンのインタビューを独占解禁。幼い頃からプロの役者として働くペイトンがラヘラに重ねた自分の姿や、医師を演じるにあたって行なったリサーチ、多文化ファミリーを演じたことに対する気持ちなどを語った。

『天才少女ドギー・カメアロハ』予告編

ペイトン・エリザベス・リー、「ラヘラにとても共感出来る」【インタビュー】

この番組をとても楽しみました。ペイトン、おめでとうございます。あなたがこの役をオファーされた時、どう思いましたか?また、どのようにキャラクター作りをしましたか?

ペイトン・エリザベス・リー(以下P):私がこの役をやることになったとわかった時、すごく興奮したことを覚えている。どんな番組でも、演じることが出来て、番組に関わることが出来るというのは私の夢なの。そういう夢を実現することが出来るというどんな機会でも、本当に最高の気分。でも明らかに、この役は特にスペシャルだった。なぜなら、すでにすごくたくさんのファンがいる伝説の番組『天才少年ドギー・ハウザー』をインスピレーションに作られた番組だから。だからすごくワクワクした。そして、少し緊張した。ストーリーを作り直すということには、ある程度プレッシャーがあるものだと思う。なぜなら、オリジナルの番組のスピリットを存続させて、出来ればオリジナルのファン層を満足させることはとても重要だから。だから、さまざまな感情が混ざっていたよ。

それから、このキャラクターを演じる準備に関しては、いくつか違う要素があったの。私はプロフェッショナルな環境の中で育ったという自分自身の経験をたくさん持ち込んだ。私は医者じゃない。でも役者として、とても若い頃に、大人の期待やプレッシャーをかけられるのがどういうことか知っているし、そういう大人によって支配されている世界の真ん中で、子供でいられる空間を作ろうとしたの。そういうことは間違いなく私の演技に役立ったと思う。医療面に関して、たくさんリサーチをした。多くの医者たちと話したの。医療関係のことについてかなりのリサーチをしたね。それからもちろん、ハワイのことがあった。ハワイの文化にどっぷり浸かるようにしたの。ローカルのキャストやクルーと話をして、全体的にあらゆることにおいて、この番組や、特に私の演技が、ストーリーや現実的な経験に出来るだけ忠実で、信ぴょう性があるものにしようとした。

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この番組の中で、あなたには大きなチャレンジがあります。あなたはティーンエージャーとしての生活がありますが、(医者としての)大きな責任があります。2つのエピソードを見ましたが、母親との間に距離を置こうとしてある種、緊張感のある関係にもなっていますね。プロとしてのキャリアを持ちながら、また同時にティーンエージャーであるということで、彼女と母親の関係に共感を覚えますか?

P:ええ、間違いなく共感する。幸運なことに、私の母親は私の上司じゃないけど。なぜなら、明らかにそれには多くの問題があるから(笑)。でも、誰でも母親とは少し複雑な関係があるものだと思う。母娘の関係はとてもスペシャルで、とても微妙なの。そして、すごくたくさんの愛情が関わっている。あまりにたくさんの感情がある時、いつも混乱してしまうものなの。母娘の関係をうまくこなそうとしている上に、彼女たちは職場の同僚だし、プロフェッショナルで、ボスと部下という関係をナビゲートしている。そういう微妙な関係に、私の母親を演じている、素晴らしく才気あふれたキャスリーン(・ローズ・パーキンス)と一緒に飛び込むのはとても楽しかった。そして、そういう関係をうまくやりくりして、母親を持つこととボスを持つこと、娘を持つことと同僚を持つこと、そしてこういう関係がうまく実を結ぶ時と、他の関係のための場所を作るために、それを横に置かないといけない時、といったことに対応していくの。それはとても複雑だし、とても混乱させられることだし、深みがあることだよね。でも、彼女たちには家族としての強い土台があるから、お互いへの愛と尊敬の念の上にこの関係は成り立っているの。どれほどお互いから遠ざかっても、どれほど多くの葛藤にぶつかっても、彼女たちはいつもまた関係を戻す方法を見つけられる。そういう愛情の土台があるからね。

画像2: ペイトン・エリザベス・リー、「ラヘラにとても共感出来る」【インタビュー】

あなた自身は、このキャラクターにどれほど似ていますか?またはどれほど違いますか?

P:さっきも話したけど、私は医者じゃない。だから、そういう特定のレベルでは、彼女に共感することは出来ない。でも、ラヘラは2つの世界のバランスを取ろうとしているの。彼女は成長しているティーンエージャーの少女で、初めてのことをいろいろと経験している。それには、(男の子に)夢中になったり、友達との問題や恋愛関係、家族との関係ということも含まれている。それからまた、彼女の人生におけるあまり平凡じゃない側面が、彼女は医者だということ。彼女は医療専門家。彼女は毎日人の命を預かっているの。だから、彼女にはこういう大人としての大きな責任がある。彼女はこれら2つの世界の間にはさまれていて、その真ん中あたりに居場所を見つけようとしているの。明らかに、病院は私が共感出来るとは言えない場所。でも、ティーンエージャーの面は、間違いなく共感出来る。プロフェッショナルとしての面だけど、私はとても若い頃からセットで仕事をして、大人の責任を持ち、期待やプレッシャーを感じてきたの。だから、そういうチャレンジにどのように立ち向かい、そういう期待に応えられるように成長すること、それでもまだ子供でいられる空間をクリエイトしようとしたの。こういう2つの世界やそういう関係のバランスを取るということに、私はユニークな洞察力を持っていると思う。そして、そういうレベルでラヘラにとても共感出来るかな。

画像3: ペイトン・エリザベス・リー、「ラヘラにとても共感出来る」【インタビュー】

撮影現場の雰囲気はどうでしたか?リラックスした感じですか?アドリブしたり、わりと自由に演技出来る感じでしたか?

P:ええ、間違いなくそうだった。セットはとても素晴らしい環境だったの。素晴らしい番組を作るためのとても重要な秘訣は、マジックが起きることを可能にしてくれる適切な環境があることだと思う。そして、この番組のセットは、私たちが限界を押し広げていろんなことを試し、クリエイティブになって協力しあうことが出来る環境をまさに作ってくれたのよ。なぜならマジックは、もっともそういうことを期待していない時に起きるから。だから、いろんなことを試して、一緒に働き、お互いのアイディアを交換しあおうとしている、こんなに素晴らしく才能あるオープンな人々と一緒に仕事が出来ることはとてもスペシャルなことだった。キャストはとても才能があるの。そして、思いがけない幸運で、私たちみんなはとても仲が良くて、お互いにとても心が通じ合っている。そういう相性の良さは、とてもよくスクリーン上に出ていると思う。

画像4: ペイトン・エリザベス・リー、「ラヘラにとても共感出来る」【インタビュー】

とてもリラックス出来るとても美しい環境で撮影しましたね。美しい海があって。いかがでしたか?

P:間違いなく(リラックスできた)。人々と作り出す環境ということの上に、もちろんハワイにいるということでね。ハワイはゴージャス。本当に素晴らしい景色があるよね。それは間違いなく、この番組をとても地に足がついたものにしていると思う。また、(ハワイは)素晴らしい番組を作り出すのにとても助けになる環境を作り出したと思う。

画像5: ペイトン・エリザベス・リー、「ラヘラにとても共感出来る」【インタビュー】

あなたはとても強い主人公です。また、あなたは多文化の家族の一員でもあります。こういうトピックを、家族向けのテレビ番組の若い観客に見せることは、どれほど重要だと思いますか?

P:スクリーン上で描かれることはものすごく重要だと思う。私自身の経験から、自分みたいに見える人々がスクリーン上に登場して、自分がやりたいと思っていることをやるのを見られるのは、とてもパワフルだし、エンパワーされるのをわかっている。歴史的にみて、残念なことにエスニックな人々は、いつもサイドキック(わき役)を演じてきた。そして幸運なことに、私たちは今、エスニックな、白人じゃない人々が、彼ら自身のストーリーの中心にいるという作品がたくさん作られるニュー・ウェーブ(新しい波)の中にいるの。それはとても重要だと思う。そうすることで、若い人々は、彼ら自身がスクリーン上で描かれているのを見られるのよ。そして、彼らの隣人たちがスクリーン上で描かれているのを見られる。彼らの友達がスクリーン上で描かれているのを見られる。なぜなら、私たちが見るテレビ番組や映画は、実人生を反映しているべきだから。そして、実人生には、さまざまなかたちや色、サイズの人々がいるの。だから、私はそういうムーブメントに少し関わることが出来て、とても感謝している。

 ハリウッドにおける有色人種や女性のレプリゼンテーションを広げている期待の若手、ペイトン・エリザベス・リーがコミカルな演技で、視聴者が見守りたくなるキャラ、ラヘラ・“ドギー”・カメアロハを演じているドラマ『天才少女ドギー・カメアロハ』はディズニープラスで9月8日16時より独占配信。(フロントロウ編集部)

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