人気すぎて入手困難!?話題のバームファンデーション
毎年多くの名品が生まれるファンデーションのなかでも、若者を中心にトレンド発信源として人気を集める動画共有アプリTikTokをきっかけに、海外で入手困難になるほど爆売れしているアイテムがあるのをご存じ?
そのアイテムというのは、アメリカの人気コスメブランド、KVD Vegan Beauty(KVD ヴィーガン ビューティ)が今年の3月12日に発売したファンデーション「グッド アップル ファンデーション バーム(Good Apple Foundation Balm)」。
ファンデーションでは珍しい“バームタイプ”のアイテムで、みずみずしく軽やかなテクスチャーと圧倒的なカバー力が最大の特徴。乾燥肌でも使えるほど保湿力が高く、フレッシュでありながら、マットな仕上がりが叶うと大きな話題に。
また、肌にうれしい「りんご抽出エキス」や「ヒアルロン酸」などの美容成分もたっぷり配合しているほか、40種類以上のカラーバリエーションを用意。一切の無駄を省いたシンプルでリサイクル可能なパッケージで、肌にも環境にも優しいサステナブル製品としても注目度が高まっている。
そんな海外のビューティー好きから大好評の「グッド アップル ファンデーション バーム」をフロントロウ編集部でもさっそく入手。日ごろから数多くのコスメを扱う美容エディターが、実際に使ってみて良かった点や気になった点をお届け。
カバー力がすごすぎる!でも、ヨレが気になる…
今回のレビューでは、セフォラ(※)にて4,000円前後で商品を購入し、カラーはニュートラルな色合いの「Light024」を使用。また、ブランドがオススメしている「ブラシ」を使って肌にファンデーションをのせてレビューしていく。ちなみに、美容エディターの肌質は乾燥肌で、すこし赤みや色素沈着などが気になっている。
※ セフォラ(Sephora)とは、世界20ヵ国以上で店舗を構える大手コスメ専門店。オンライン通販では日本からも注文ができ、日本未上陸のブランドも購入可能。
実際に肌にのせてみた感触は、すごく伸びが良い。クリームファンデーションのような濃厚なテクスチャーでありながら、肌になじませているうちにマットな質感に変化。油分の多いファンデーション特有の重さやベタつきもなく、サラっと自然な仕上がりにビックリ。海外の口コミ通り、これならマスクでもメイク崩れがないのかも…?と期待が高まる。
そして、なにより美容エディターが感心したのは、その圧倒的な「カバー力」。ブラシをひと塗りするだけで気になる赤み、ニキビ跡、クマ、色ムラなどが一瞬でカバーされたことには本当に驚いた。ふだんはコンシーラーを手放せない美容エディターも「あ、これは重ね塗りもコンシーラーも必要ないな」と思うほど、神すぎるカバー力を見せた。
下記の写真からもわかるとおり、黒のリキッドアイライナーの上からファンデーションをのせたところ、ほぼ目立たなくなるほど高いカバー力を有している。
一方で、使ってみて気になったのは「ヨレ」。バームファンデーションというだけあって非常に油分が多く、ブラシで塗るとどうしても「筋ムラ」ができるため、自然になじませるのには少し苦戦。ブラシの平たい部分でトントンとなじませるか、メイクスポンジを使うのが良さそう。
ほかにも、メイクをつけたての状態はキレイだけれど、時間が経つにつれて小鼻やあご周りのヨレが目立ちはじめ、若干のべたつきやテカリも感じるように。マスクの着用については、ファンデ単品だとマスクに付着してしまうため、ルースパウダーやメイクキープスプレーとの併用は必須だと思われる。
結論:メイクに気合を入れたいときにオススメ
実際に使ってみた感想は、圧倒的なカバー力と自然な仕上がりに感心するも、時間経過によるヨレや崩れがあったため、若干のマイナス評価。
TikTokのような“カメラ越し”の仕上がりはかなり良いため、特別な日や写真撮影など「メイクに気合を入れたいとき」には本当にオススメだけれど、ふだんのベースメイクとして使いこなすにはテクニックが必要かもしれない。
TikTokをきっかけに海外で話題を集める「グッド アップル ファンデーション バーム」。現在はセフォラでも在庫が復活しているので、気になる人はぜひチェックしてみては。(フロントロウ編集部)
※ 掲載している画像は、すべてエディター個人の私物。文中の効果は、あくまで個人の感想です。