ブリトニー・スピアーズの父親であるジェイミー・スピアーズが、ブリトニーの後見人から退くための書類を提出したことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

ジェイミー・スピアーズが正式にブリトニー・スピアーズの後見人を辞職へ

 2008年にブリトニー・スピアーズ(39)に精神的に不安定な行動が見られて以来、現在まで13年にわたってブリトニーの後見人を務めてきた父親のジェイミー・スピアーズが、ブリトニーの後見人を退くための書類を正式に正式したという。米NBCや米CNNなどが報じた。

画像: ジェイミー・スピアーズが正式にブリトニー・スピアーズの後見人を辞職へ

 ブリトニーは以前より、父親ジェイミーによる後見人制度の終了を求めてきており、2020年11月に弁護士であるサミュエル・D・インガム氏を通じて、父親を後見人から外すよう求める訴状を裁判所に提出。6月には初めて自ら証言し、自分が置かれてきた壮絶な環境について訴えたものの、この訴えは棄却されることに。その後、インガム氏の辞任を経て新たに自身が選んだ弁護士を代理人に立てることが認められ、改めて父ジェイミーを外すために続けた活動が実り、先月になって父ジェイミーが自ら後見人を退く意向を初めて示していた。

 米NBCが入手した法的文書によれば、父ジェイミーは米ロサンゼルス郡上級裁判所に提出した書類のなかで、ブリトニーには「この裁判で後見人制度が今なお必要なのかについて真剣に考慮する権利がある」とし、ブリトニーが一連の裁判のなかで求めていたように、彼女の状態を審査されることなく後見人制度を終わらせることを求めたという。

 「後見人制度は、ミス・スピアーズが人生の大きな危機やそこからの社会復帰、彼女のキャリアの向上を支援し、財政面や業務的な面を安定させる上で役に立ちました。しかしながら、最近では状況が変化しています」と文書には記されている。「ミス・スピアーズは今や、後見人制度によって課される支配の度合いに対する憤りについて声をあげており、裁判所に対して『人生を取り戻させてほしい』と求めています」。

 「ミスター・スピアーズが繰り返し述べてきたように、彼は娘にとっての最善のみを望んでいます。もしもミス・スピアーズが後見人制度を終わらせることを望み、自分自身で人生をコントロールできると信じているのであれば、そのチャンスを得るべきだとミスター・スピアーズは考えています」。

ブリトニー・スピアーズの代理人がコメント

 ジェイミーが後見人を退くための書類を正式に提出したことを受けて、ブリトニーの代理人を務めるマシュー・ローゼンガート氏は米Varietyに寄せた声明のなかで次のように述べている。「今回の書類は、ブリトニー・スピアーズにとって一段階上のレベルでの勝利を意味しています。巨大な勝利であり、ミス・スピアーズの正当性を証明するものです」。

画像: ブリトニー・スピアーズの代理人がコメント

 次の審問は米現地時間9月29日に行なわれる予定となっている。(フロントロウ編集部)

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