アンジェリーナ・ジョリーがホワイトハウスで会合に参加
俳優や監督として活動するかたわら、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務め、これまでに様々な人道活動を行なってきたアンジェリーナ・ジョリーが、「女性に対する暴力防止法(Violence Against Women Act/VAWA)」の再承認の重要性を伝えるためにホワイトハウスを訪れたことがわかった。

「女性に対する暴力防止法」(以下VAWA)は、性的暴行やドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)の被害から女性たちを守るために1994年に制定された法律で、今年3月、移民やLGBTQ+、アメリカ先住民の女性に対する保護を強化するため、同法の再承認と拡大を目的とした法案が超党派の下院議員によって可決された。
今週初めに声明を発表したナンシー・ペロシ下院議長は、「VAWAは多くの革新的な保護を確保していますが、わが国のすべての女性の安全を確保するためには、まだ多くの課題が残っています」と述べ、女性の3人に1人が性的暴力や家庭内暴力を経験しており、有色人種の女性や十分なサポートを受けていないコミュニティの女性では、その割合がさらに高くなっていることを指摘。同氏は、性的暴行やDVの被害者や生存者の声に耳を傾けることは自分たちの“義務”だとして、上院でも再承認案を可決するよう促している。
アンジェリーナの代理人が米CNNに明かした話によると、アンジェリーナは2日間にわたってワシントンD.C.に滞在し、ホワイトハウスや司法省の高官、上院議員らとVAWAの再承認、FBIの改革、司法研修、そして偏りのない法医学的証拠収集を含む健康の平等の重要性について話し合いを行なったという。
Thank you to Angelina Jolie for coming in today to talk about the fight to reauthorize VAWA in the Senate and how we can help support research on diagnosing injuries from domestic violence and child abuse to help survivors. pic.twitter.com/PeYvmzbVVl
— Chuck Schumer (@SenSchumer) September 14, 2021
会合で、アンジェリーナは「現在起きていることは、健康上の危機です。この問題は、健康と家族、そして長期的な視点から考えれば解決するでしょう。また、家庭内での弊害もあります。とくに子供たちには、早期にケアを受けさせ、予防することが大切です」と述べたと伝えられている。
ちなみに、アンジェリーナはワシントンD.C.で、アメリカの女子体操代表の元チームドクター、ラリー・ナサールが治療と称して選手たちを性的に虐待した罪で有罪判決を受けた事件をめぐる、不適切な捜査についての公聴会で証言をした選手たちとも面会している。(フロントロウ編集部)