『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の脚本家であるボブ・ゲイルが、4作目を求めるファンを喜ばせる発言。(フロントロウ編集部)

『BTTF』4作目が作られない理由

 1985年に記念すべき第1作目が公開され、歴史に残るSF映画となった『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作。今年で公開36周年を迎えた本作は、1990年に完結編の『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』が公開されて以降、長きにわたって続編やリブート版の制作を望む声もある。

 しかし、ロバート・ゼメキス監督や脚本家のボブ・ゲイルは、その可能性をうやむやにすることなく、頑なに否定してきた。その理由について、ボブが英Digital Spyのインタビューで思いを語った。

 「もちろん、多くの人がさらなる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を熱烈に求めてきたし、私たちは断固として『ノー。パート4は作らない。リブートもしたくない』と言ってきた。私たちは3部作のために、自分たちに非常に高いハードルを課したから、リメイクを作ったことによって人々に『マジかよ。あいつらはシリーズをダメにした』と言ってほしくない」

画像: ボブ・ゲイル

ボブ・ゲイル

ボブ・ゲイル、ファンの思いを理解

 しかしボブの口からは、4作目を求めるファンを喜ばせる発言も飛び出した。その理由は、現在イギリスのロンドンで上演されている、ミュージカルの『Back to the Future the Musical』!

 ミュージカルでもボブが脚本を手がけ、クリエイターとしてゼメキス監督も参加。映画版のファンも満足な制作陣となっているミュージカルについて、ボブはこう語る。

 「みんなが、『「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART4」が見たい』と言う時、みんなが本当に言いたいのは、『初めてそれを見た時のように感じさせてくれる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の映画が見たい』ということだろう。それは難しい問題だよ。でも、ミュージカルならそれが出来ると思う」

 ファンの本心を読み解いたボブは、ミュージカルではそんな思いを持つファンも満足させることができると自信を見せた!

 ボブによると、「これは映画を変に変えることなく、ふたたび作品を見る方法の1つなんだよ。ミュージカルを見た人は、それを映画と勘違いすることはないし、ミュージカルは私たちが持つ強みと上手くいった」とのこと。

 こんなことを言われたら、ぜひ見に行きたくなってしまう。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファンは未来や過去へ飛ぶ前に、まずはロンドンへ!

(フロントロウ編集部)

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